ツイてない男
- ツイてない男
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- メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/10/08
- おすすめ度
スティーブン・ドーフ主演
“血湧き肉躍り、思わず内臓が飛び出しそうになる、最高のホラー映画。” -SLASHERPOOL.COM
盗みのプロのリッチーは、オークション会場でダイヤモンドの強奪を図るも、交通事故に遭ってあえなく失敗。雇い主のグロズヌイに名誉挽回のチャンスとして与えられた次の仕事は、モスクワのマフィアから黄金の十字架を奪ってくること。もう後がないリッチーは、現地のプロふたりと組んで仕事にとりかかるも、気の短いひとりが殺人を犯してしまう。警察の罠によって、未使用のフロアーに閉じこめられたリッチーたちと、エレベーターに乗りあわせた民間人。だが、そのフロアーには、さらにやっかいな人物が潜んでいて…。
* 一部、残虐なシーンが含まれます、ご了承ください。
お気に入り度:
とても気に入りました!
冒頭20分くらいはかなり退屈なんだけど、警察に人質を引き渡しに行った時の衝撃からは、もう、もう、ものすごい面白かった!!!
姿を現したマッチョで変な扮装している殺人鬼がくるくると踊り周りながら、逃げる人を追うシーンなんか、もう、大爆笑でした!!
パッケージにあるへなちょこそうな男が主人公かと思ったから、彼はものすごい脇役なのがね(笑)
あと、軍隊あがりの警備員が、もうどうしようもないくちだけ男で(笑) 彼にはすごい笑わせてもらって、最後は情けなく殺されるんだろうなぁ、とか思ったら、意外ながんばりを見せてくれて、彼が突き進むシーンでは、不覚にも涙がにじんでしまったよ。
彼、あの後どうなっただろう・・・(笑)
最後は、変に小粋な感じで締めちゃうのがちょっともったいない。もっとべたべたでいいのに。
「ホラーコメディ」って、結構むずかしいジャンルじゃん。
だって、「ホラー」って基本嘘だらけだから、それだけで実は充分コメディ要素だったりするじゃない。
何度殺されても死なないとか、暗闇で闇雲に動くとか、固まってじっとしてればいいのに物音を調べに行く、とかさ(笑)
だから、改めて「ホラーコメディ」なんて言わなくても、観る方は結構承知なお約束事項じゃん。
でも、これはちゃんと「ホラーコメディ」だったよ。
なんかね、「コメディ」具合が、ちゃんと「ホラー」のお約束の上でのコメディだったのねー。
「コメディ」単体としては成り立たない、「ホラー」っていう舞台上でだけ有効な「コメディ」だったんだよー。
だから、面白かったよー。
うまい、うまいって感じで、すっごく楽しめた。
いやー、面白いもの見た!!