30デイズ・ナイト

2011年1月21日

30日間太陽が昇らない<極夜>の街に訪れた悪夢。
逃げる場所は、もうどこにもない-。
30日間太陽の昇らない極北の街を襲うヴァンパイア集団。逃げ場を失った人間たちは、暗黒の夜をどう生き延びるのか-。

お気に入り度：
うーん。
なんつーのかなー、やっぱり私は古い人間だから、ヴァンパイアには退廃的な美学を持ってて欲しかったなー。
なんか、これじゃー、ただのやんちゃなゾンビだわ。
見た目も美しくないしなぁ。
あと、30日って期限がある割に、途中で、何日たってるのかわからなくなってきちゃうのよー。
最初の方がいいんだよなぁ。
特に、俯瞰で、逃げまどう人々と、襲いかかっていくヴァンパイア達のシーンがものすごくよかった。
あーゆー見方をした事がなかったので、すごい新鮮だった。
徐々に、外部通信手段や、電気とかライフラインがカットされていってて、隠れている場所から出ることができなくなる追い込まれ感はよかった。
ただ、その後がなー、なんか時間感覚が突然なくなるんだよなぁ。
最初の屋根裏には結局どれくらいいたのか、次のスーパーの中にも何日籠城できてたのかさっぱりわからん。
あと何日耐えればいいって軸が突然見えなくなるので、なんか、もったいないー。
ラストもなぁ、なんかあっけないっていうか、突然決心したように見えるから、じゃあ、もっと早くやっちゃえばよかったのに！とか思ったり。
せっかく町全部が閉塞感に包まれているのに、建物の中に隠れてればやりすごせる感じがして、キワキワまで追いつめられてる気がしない。

これの続編も見たけれど、美しくなく退廃的でないヴァンパイア達に徹底的に違和感を感じて、あんまり楽しめない。
ラストのあれ（エバンの復活）も、そんなに面白くない。

うーん。あれだね。私には合わなかったね。
何しろ、ポーの一族をルーツに持つ45歳だもんね(笑)