屋敷女
- 屋敷女 アンレイテッド版 [DVD]
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- 発売日: 2009/01/07
- 売上ランキング: 7091
- おすすめ度
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』のベアトリス・ダルが史上最凶の殺人鬼を演じたホラー。出産を控えた妊婦・サラは見知らぬ女の訪問を受ける。不審に思ったサラは警察を呼び女を追い返し一安心するが、いつしか女は再び家に侵入していた。
お気に入り度:
意外だった!
妊婦イジメホラーだと思ってたから、見ないつもりだったの。
だって、私だってかつて妊婦であった事があったワケだし。妊婦にはもうなれない寂しさなんてのも、結構もってるわけだし。
最後のオチを知ってたので、絶対にみないつもりでいたですよ。
やだもん。みたくないもん。
でも、じゃあ、なんでみたのかというと、これのコメンタリーを「ビハインド・ザ・マスク」のバタリアンズがやってるというので、コメンタリーが聞きたくて借りたのですよ。
で、まぁ、最初に普通にみてみたら、最後のオチ以前のオチ(?)に、驚かされて、笑っちゃって(笑)、なんか、びっくりするほど楽しんでしまった。
話的には、冒頭に自動車事故があって、同乗してた夫が死んでしまった妊婦さんが、そろそろ出産ってタイミングから始まるですよ。
この冒頭の流れで、「屋敷女」の正体はだいたいわかるよね。
んで、家に女が入り込んじゃって、訪ねてきた母親を間違えて刺しちゃったり、再婚相手候補が殺されたり、見回りにきてくれた警官も巻き込まれて殺されたり。
んで、この屋敷女は、訪ねてきた再婚相手候補に対しては、母親の振りして対応したり、警官にも普通に応対してみたり、割と正常、というか、特に常軌を逸した対応はしないのですよ。
でも、不信人物だと気づかれた途端に、キバを剥く、といったパターンなのですよ。
通常、女性の殺人者っつーのは、わめいたり、恐い顔したり、ヒステリーちっくに迫ってくるパターンが多いと思うんだけど、屋敷女さんは、結構淡々と冷静だし、殺人を犯すシーンでも、無表情に近いっす。
なんか、それは結構新鮮だったかも。
そんで、終盤、とうとう家に二人っきりになっちゃって、いよいよ最終決戦って時に、急に、誰もいないはずの部屋で物音がするのですよ。
もう家の中には誰もいないのに、なんで?とゆーことで、いってみると、何故か殺したはずの警官がブレーカーを直しているんですよ(笑)
なんか、ゾンビになっちゃったみたいで(笑)
つか、ゾンビになっちゃったのも不思議だけど、ゾンビになってまでブレーカー直してるのが不思議すぎる(笑)
私、ここで爆笑(笑)
どうして、ここだけゾンビ・ホラーになっちゃってんのか(笑)
ありなの?こーゆーの(笑)
んで、まぁ、警官ゾンビにおそわれた妊婦さんを、屋敷女さんがさくっと倒して、最終のオチにいくのね。
それがあんまり衝撃的だったから、ラストのシーンは、もう、そう強烈でもなくなりました(笑)
普通のホラーより、妊婦さんが窮地に陥るのが早いし、妊婦さんはすごい必死でがんばってるし、すごく酷い目に遭ってるし、ホラー映画としてとてもよく出来てると思いました。
でも、妊婦さんは、いじめないであげて。大事にしよう。大事だから。
コメンタリーについて
やっぱり面白かった(笑) 気を抜くと「このDVD発売した頃には、これ一緒にみた彼女とは別れてると思う」と言い出した人に対して、「この映画一緒にみた彼女とは、みた後、えっちしたの?」とか、なんか言い争いになってたり(笑) 相変わらずにいい加減です(笑)
今回は、配給業者の人が加わっているので、ちゃんと映画のウラ情報とか話してくれてて、面白かったっす。
でも、この人も結構いい加減な人で、気がつくと「ベアトリス・ダルとやれるか、やれないか」とか言い出してたりします(笑)
んで、監督コメントとして、このラストがハッピーエンドだっていうのが、意外でしたが、そう思うと、よけい面白かったと思いましたよ。
あと、ゾンビ警官についての監督コメントも紹介してくれてよかった。意味ないんだってさ(笑) なんか、ホラーの要素全部いれたかったからだって(笑)
ついでに、赤ちゃん取り上げる時、バタリアンズの人が、「あん、いやん、いや~ん」とか痛がって悶えてるのが良かったです(笑)