グレイブ・エンカウンターズ


面白いよー!
なかなか寒くなれる!(笑)
日本では今年の夏に映画公開らしいねー。
アメリカじゃ、DVDも去年の10月に発売済みなのにねぇ。

こういうモキュメンタリー(ドキュメンタリー風表現手法の映画)で、同じように廃墟を題材した映画で、つい最近日本でもDVD発売されたのだと、「スピーク」っていうのがある。

スピーク [DVD]
スピーク [DVD]
  • 発売元: SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)
  • 発売日: 2012/03/09
  • 売上ランキング: 47760

でも、残念!私は、これ、全然おもしろくなかった(笑)
「スピーク」は、特に緊迫感を感じさせる為に、リアルタイム撮影をしてるんだけど、なんかねぇ。あんまり面白くなかったんだなぁ。
主役が、好きになれなかったし、リアルタイム撮影なもんだから、登場人物達がどういう人たちか把握する前にどんど話が進むんで、なんか入れなかったなぁ。
あと、恐くないのよ。だって、町の中にある廃ホテルだから、本気で出ようと思えば、絶対出る方法なんていくらでもあるだろうし(笑)
窓から町のあかりがちらちら見えんのよ(笑)
肝心の悪霊たちも、なんかしょぼい。面白い悪霊じゃないのね。あまりにも概念的すぎて、恐く思える要素がなかった。
と、さんざん「スピーク」のダメ出しをしたけれど(笑)、そんな感じで、廃墟探索モキュメンタリーって、つまらないんだなぁって思った時に、この「グレイブ・エンカウンターズ」を見たからか、予想以上に面白くて、ちゃんと恐くて、楽しかったんだよー!!
冒頭は、「スピーク」とまったく同じで、これから廃墟探索撮影をはじめるよっていうクルー達が、わちゃわちゃ準備や仕込みや、出だしの撮影なんかをするんだけど、こいつら、すごく仲良いチームだから、みんな可愛い(笑)
この辺がやっぱり「スピーク」と全然ちがうかなぁ。「スピーク」は、当日やとったクルーだったしね。
ほいで、クルー全員で、これから探索する廃墟の前で、「We are GraveEncounters!」って、決めポーズで声揃えるのも、それっぽい軽さで面白い(笑)
公開前だから、あんまりネタバレしないようにするけど、最初は何も起こらないし、みんな余裕ありまくりなのね。
どっちかっていうと、「何も起こらないのはわかってる」っていう感じなのよ。
それでも、撮影の為に、いろんな所にカメラ設置して、とにかく一晩すごす、と。
で、なんか徐々に様子がおかしくない?ってなってきて、やっぱ出ようかってみんなが決めた所で、設置カメラの回収に行ったクルーが行方不明になったあたりで、悪霊がめちゃくちゃ本気だしてくる(笑)
本気だした悪霊は、もう、すごかった(笑) 物理的かつ空間的な大技をドカンと繰り出してくるよ!(笑)
なんかねぇ、絶対出られないでかい器の中に入れられて、周り中から悪霊達ににやにや眺められてる感じ!
そんなに積極的にちょっかい出してこないんだけど、一番気持ちが落ちてるときに、ちょうど良い加減でちょっかい出してくんのよ(笑)
うはぁ!いいな、この感じ!(笑)
モキュメンタリーものに飽きた人でも、結局つまんないじゃん、って思ってる人も、これは気に入ると思うよ!

DVD