ポケコン

思えば、今私がこうして、PC&インターネット関連の仕事をしているのは、不思議な気持ちがするけれど、昔からずっとやりたかった&やってみたかった&やれるようになってみたかった事だった。

私が10代前半の頃は、まだまだパーソナルコンピューターなんて言葉もなくて、もちろんネットなんてまだまだ誰も知らないし、パソコン通信が生まれそうでまだ生まれていない時期だった。
そして、私は、勉強のできない子で(笑) 数学嫌いだったけど、若干英語の成績は良かった。
当時のPCと言えば、まだまだ黒い画面に白い文字が映るだけで、結局何ができるのかさっぱりわからないけど、とにかく私には、超憧れの的だった(笑)
なんか、とにかく、すごい事ができそうだ。と闇雲に信じていた(笑)
あのキーボードを、タカタカと絶え間なく打ち続けるかっこよさったら、最高だと思ってた(笑)
でも、個人でPCが買える時代でもなく、それでも私は何故か、ポケコンというモノを買ったのだ(笑)
たった2行しか映らない画面を必死でみつめて、「トランプカードランダム表示」や「じゃんけんゲーム」のプログラムを血眼で打ち込んだもんだ(笑)
持ってるのはポケコンだっつーのに、すっかりPCユーザーの仲間入りした気分で、PC雑誌のすんごいぶあつい「BASIC」とか買ったり(笑)
買った所で、全然意味がわからないのだけど、自分が打ち込んだ事のあるコマンド見つけるだけで、買った価値はある!とか思ったり(笑)
ずっと、「機械」に対する憧れがあったなぁ。
短大生の時に、通学途中にワードプロセッサ学校ができると、速攻で入った。
とにかくキーボードがたたけるのがうれしくて。
必死でキー配列を覚えて、検定試験受けたり。
その当時はワープロは、5インチの辞書ディスクを入れないと動かなかったり、なつかしーーー!!!(笑)
ワープロで、やっとキーボードをタカタカたたけるようになったけれど、ワープロだから、ひらがな変換だった。
そして、社会人になって、勤め先に置いてあるワープロが、富士通の親指シフト変換のワープロで(笑)
知ってる人、いるのか、これ(笑)
せっかく覚えたひらがな変換活かす事が全然できない(笑)
すごい悔しかったから、必死で親指シフト変換覚えたなぁ。
それから、転職したら、転職先においてあるのはMacとIBMのMS-DOSでさ。
ローマ字入力なの。
ひらがな変換覚えた意味、全然ない(笑)
MS-DOSで、一太郎とかMultiPlanとか触って、初めて憧れ続けたパソコン操作っぽい感じになってくるんだよね。
んで、この職場に、超PCオタクの人がいて、しかも職場が秋葉原だったりしたから(笑)
沢山教えてもらったー。
その人がいなかったら、今の仕事はしてないかもしんない。
んで、当時やっと始まった感のあるインターネット関連の仕事したくて、また転職して、そこが意外な背景のある会社で、いられなくなったので、今の会社に転職したっつー流れだ。

こっちの方向、こっちの方向と徐々に近づいてきていたんだな。今思うと。
あー、懐かしいな。ポケコン。