土曜日の夜
恐いことあった。
土曜日の夜、深夜1時半すぎ。
ちょうど、ベッドに入って、うとうとしかけたとき
家のインターホンが鳴ったのよ。
うち、マンションだから、部屋番号を押して呼び出すタイプのね。
んで、モニター付いてるから、モニター見ると、全然知らない人。
近所でも見かけたことない人だし、同じマンションの人でもない。
髪がぼさぼさの女性で、ガリガリで、年齢は若いようにも年取ってるようにも見える。
うつむいているので、その人の目は見えてない。
こんな時間に、どうしてうちの部屋番号を呼び出したのか?
助けを求めて?
でも、そんなせっぱつまった感じはないし、うちの側にはコンビニがあるから、助けを求めるなら、そっちの方がはるかに安全だし。
そもそも、なんで、うちの部屋番号?
うちの部屋番号は、101とかゆー押しやすい番号じゃあない。
うちの部屋番号呼び出しているモニターに映る人物は、あまり動きがない。
うつむいたままで、ただこちらの反応を待ってるだけ。
モニターの受話器を取れば、呼び出している人物に応答できるけど、不気味すぎて、応答したくない。
つか、ほんと、誰?
こんな夜中に何の用?
こーゆー時、応答して、家に招き入れてしまうなり、こっちが対応に接近したりしようものなら、そっからあれこれが始まるパターンのホラー映画をいくつも知ってる(笑)
呼び出しは、結局その1回きりで終わった。
私は、戸締まりを何度も確認し、玄関のドアスコープを覗き、結局その夜は4時すぎまで眠れなかった(笑)
今考えてみても、呼び出した人の真意がわからない。
その人以外に人がいたように見えなかったし、その人もずっとうつむいていて、カメラに正面から顔が映るのを避けていたようにも思える。
酔っぱらってる感じも、助けを求めている感じも、せっぱつまっている感じも、何かおかしい感じもしなかった。
ただ、呼び出して応答を待っている人の感じだった。
こええ。
というワケで、次の日の夜も、またピンポンなったらどーしよーと思って、また明け方まで眠れなかった(笑)
さんざん知ってるホラーのシチュエーションで、正直好きなタイプのパターンじゃないんだけど(笑)、自分がそのシチュエーションになると、超こええね(笑)