窓から顔出して泣く子。

私は、3歳で幼稚園に入園しました。
それまでは、近所の託児所や保育所をあっちこっち転々としてました。

なんで、転々としてたかっていうと、私がものすんごい泣き虫で人見知りが強かったからです。
先生やみんなになじむことができず、いつも一人でスミで泣いていたそうです。

だから両親は、私が安心して落ち着ける所を探して、保育所をころころ変えていたそうです。

今でも父からよく聞く話があります。

まだ2歳くらいの頃。
入れたばかりの保育所に父が車で迎えにいくと、保育所の窓が開いていて、小さい頭が見えたそうです。
私です。
窓から顔を出して、外を見て、すんすん泣いていたそうです。
しかも、外は雨
そして、父の車をみつけると、「あ!おとうさんだ!おとうさんのくるまだ!!」と大声を出して、「おとうーさーん!」と大泣きしたそうです。
父は、急いで私を保育所から受け取ると、「もう、あんたんとこにはあずけない!」と言い捨てて、次の日は他の保育所に預けたそうです(笑)

保育所入って日が浅かったので、寂しくて泣いちゃったダケだと思うんですが、父は、もう、それでそこに預ける気をすっかり無くしたんだ、と言ってました。

今ならわかるなぁ。
もし、タロウのそういう同じ場面に出くわしたら、私も、「もう、ここには頼まない!」とか言い出すかも(笑)