ひぐらしのなく頃に(解) 祭囃し編 その2

また、ちょっと進みました。

んーと。ここまで来ての私的なひぐらし全体への雑感を。

出題編4つと解編では目明かし編までが、私にとっては面白かったです。とても。

罪滅ぼし編のレナも良かったのですが、やっぱりあの最後のバトルで全部帳消し。
屋根の上での死闘を村人・警察全員ただ黙って見てるって(笑)< しかも超人バトルだし。鉈と金属バットで。 あの描写は、読んでいてそのバトル場面が浮かぶ、というよりも、作者が大興奮しながら書いている様の方が、浮かびやすかった。 あと、文章的に、罪滅ぼし編から、ものすごく読みづらくなった。 1人称、3人称が入り交じってて、自分が今読んでいる視点を探さないといけないのが、すごく気持ち悪かった。 そんな文章理解力の40歳ですよ。 出題編の、気がついたら平和な日常が崖っぷちになってたっていう、きわきわへの追い込まれ感が好きだった。 追い込まれた心理描写とか、極端な思考に走ってしまう経過とか、はっと気がつくと全員敵になってるとか。 そういう黒い心理描写は、本当にとても面白かった。 支離滅裂な追い込まれ感は、とても良かったよ。 だから目明かし編もすげー楽しかった。 詩音のいっちゃってるっぷりが、もう、いっそすがすがしかった。 もう、それでよかったかなぁ。。。今考えると。 罪滅ぼし編の超人ファンタジーバトル前まであたりで終わっててよかったかも。 とか思ったりしつつ、 今、かけら集めが終わって、転校生が来ましたよ。なあたりです。

だからね、あのね、精神が壊れてしまった原因が寄生虫で、寄生虫研究の為に国家の秘密結社が動いていたとかさ。
さめたのよ。

私的には、もうそういうさめた状態にあるので、そこでもって、必死で秘密結社の実在っぷりとか、国家レベルでの寄生虫研究が、たった一人の老人の自宅の机の上から始まったとかさ。
何度も政府要人っぽい人々の実在っぷりとか、寄生虫研究の国家レベルへのアプローチとか見せられても、なんつーか、火曜サスペンスの2時間ドラマ程度のリアリティの半分にも感じられないんだよねぇ。

鷹野が、それほど寄生虫研究に入れ込むにしては、彼女自身の斜めっぷりが足りなかったと思う。
彼女自身のパーソナリティとして確立していた部分のハナシがなく、「彼女を盲目的・狂信的な研究者に仕立て上げる為の設定を考えました」的な流れに思えて。
どうも、なんていうのかなぁ。足りないんだよねぇ。。。

確かに、「踏まないでぇ」の子供バージョン、大人バージョンには、くるものがあったけど。

それにしても、国家レベルの寄生虫研究を、研究者でもない政府の要人に説明するって、あり得るんだろうか?
研究発表は、研究者にしないとさ。理解できないのでは。
専門分野でもない研究成果のハナシを聞かされて、「すばらしい!」とか言うのもなぁ。
そんで巨額の予算が落ちるて。。
まぁ、小泉おじぃちゃんのおかげなんだろうけど。
それこそ、国家レベルでの金額が、たった一人の指示で、数人でやってる研究機関に落とされるって、リアリティがなさすぎるんだもん。。。
薄いんだよなぁ。
でかい設定もってくる割に、説得力がねぇ・・・。

いや、ごめん。なんか、もう、私の場合、こーゆーところでひっかかってしまって、素直に登場人物に感情移入したりとかできないんすよ。

つか、今回もすごい読みづらい。文章が。

そんで、今回羽入が実体化したワケだけど。
なんてーかー。もう。
うん。死人が生き返るのと同じなワケだし。幽霊が人間になるんだし。
じゃあ、もう、本当に秘密結社とか秘密研究機関とか、ありえるよねって感じだと思うしか、もう。

出題編でぞくぞくしたあの面白さが、全部こーゆー設定からですって言われると。
んーと。うん。ね。がっかりだね。うん。
私は。がっかり、きた。

いや、でも、最後までつきあうよ。つか、こうなったら最後まで見せてもらわないと、もっと気分悪いので。
がんばる。