16ブロック

16ブロック
16ブロック
  • アーチスト: ブルース・ウィリス
  • 発売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/02/02
  • 売上ランキング: 70
  • おすすめ度 4.0

ニューヨーク市警の刑事ジャックに課せられた任務は、16ブロック(区画)先の裁判所に証人を送り届けるだけのごく簡単なもの。
だが、護送中、何者かに襲撃されてしまう。その証人が警察内部の不正を目撃していたのだ。
法廷での証言開始まで残された時間は118分。
不運にも警察を敵に回し、ジャックの人生で最も険しく、長い、わずか16ブロック先への< 護送>が始まった・・・。

お気に入り度:rating_45.gif

面白かったー!
ブルース・ウィリスが、気の抜けた上に、微妙に生ぬるくなったサイダーみたいな感じでよかった!(笑)
101分という短めの本編の中に、いろいろと駆け引きがあって、ハラハラドキドキが調度良いレベルで、変に間延びしたりしなくて、すっごく楽しかった。
ビシッとはまった感じ。
ネタバレしちゃうと、本編で、囚人エディが、出所後のケーキショップの夢を語るのでラストシーンはケーキショップだな、と予想ができちゃうんだけれども。
それでも、この映画のラストシーンは、ものすごく良かった。
自分の罪の精算もして出所したジャックの前に届く巨大なケーキ。
荷物が来た時点で、エディのケーキだとわかるけど。
それでも、店の前で笑顔をみせるエディの店名「エディ&ジャック」にはじわっと涙腺が緩むし、ジャックが何度も、この写真を自分と一緒に撮れと、繰り返すセリフには、涙だだもれなワケですよ。
罪を精算したジャックも、ストレスが減ったせいか心持ち髪が増え(笑)、お酒でむくんだ顔もシャープになり、顔色も青白かったのから普通の肌色になって、素敵な笑顔をみせてくれるし。
全てを洗い流した後のハッピーというのは、ほんと、うれしい。
自然と笑顔になれる。もんのすごく良いハッピーエンドだった。

なんつーエンディングとは別に、もう一つ、ディレクターズカット版のエンディングが入っていたので、それもみてみたら、おどろいた(笑)
もう、笑うしかないバッドエンド(笑)
なにもそこまで後味悪くしなくてもいーじゃんよー!と。ハッピーエンドを見た後だからこそ、えらい腹が立つ。
どんなエンディングだったかと言うと、うーん。一応。反転しとく。
↓↓↓↓↓
裁判所に到着したジャックは、ボビーに射殺される。
射殺されたと同時に、例の録音テープが流れ出し、検事の指示で刑事達が確保される。
んで、2年後くらい、ジャックの妹の所に、ケーキと店の前で笑うエディの写真と手紙が届く。
何も知らなかったエディのナレーションで、エディの悲しみとジャックへの感謝が語られて終了。

↑↑↑↑↑
こんなのありかよ!!!!なんだそれ!!!!!
ひどすぎるでしょーーーー!!!
「バタフライ・エフェクト」のバッドエンディング版もアレだったけど、それは物語の設定上でいえば、そっちの方が辻褄あっちゃうバッドエンディングだったしさ。
バッドだけど、ラストのあり方の一つだな、と思う事はできたけども。
このラストはひでーーよ。あんまりだよーー!!

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