殺しのドレス

殺しのドレス
殺しのドレス
  • アーチスト: マイケル・ケイン
  • メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 売上ランキング: 16579

メーカー/レーベルより
美女に迫る剃刀の刃!ブロンド殺人鬼の正体は誰か?
< キャスト&スタッフ>
ロバート・エリオット…マイケル・ケイン
ケイン・ミラー…アンジー・ディッキンソン
リズ・ブレイク…ナンシー・アレン
ピーター・ミラー…キース・ゴードン

監督・脚本:ブライアン・デ・パルマ
製作:ジョージ・リットー
撮影:ラルフ・ボード
音楽:ピノ・ドナジオ

< ストーリー>
性への欲求に悩まされていた人妻のケイトは、美術館で出会った男性と情事を楽しむが、何者かによって殺されてしまう。それを偶然目撃してしまったリズは、ケイトの息子と事件の謎を追うことになるが・・・。

お気に入り度:rating_30.gif

公開は1980年。
今から既にもう26年前だよ!うわー。

なんてゆーか、古典的サスペンス・スリラーって感じだった。
たまに古いの見直すと、今の感覚を自覚できてちょっと面白い。

私は、多分これ、テレビのロードショーで見ているんだけど、覚えていたのは、ラスト近く、精神病院内部で襲われる看護婦を天井から沢山の患者達がはしゃぎながら見ている、ってシーン。
何の映画だったっけ?て時々思い出してたけど、コレだったのかー。

映画序盤、セリフもモノローグも一切ない、出演者の表情だけのシーンが、10数分続くのね。
表情だけで、心の動きは読めるし、美術館をぐるぐる動き回る映像に引きずり回されて、無理矢理この出演者の精神とシンクロさせられるのね。
なんか、それが、今のこの時代の映画を見慣れていると、非常に疲れる。
観る側に、理解力を要求されてるシーンだなぁ、と。

そういえば今の映画って、こーゆー観客に挑戦するよーな見せ方しないよなぁ。
ちゃんと説明してくれたり、モノローグ入ったり、他の人が説明してくれたりとか。
なんか、ちょっと新鮮な感じになったと同時に、今の時代の映画には甘やかされてんだなぁ、とか自覚したりした。

話は、全然記憶に残っていなかったので、犯人は知らなかったけど、中盤で気がついた。
でも、この犯人さ。
なんで、この職業で客を得ていたわけなんだろう?
もともと患者だったワケじゃん。勝手にこの職業はじめたのかなぁ?
つか、いーのかな。そんな事して。
それが最後まで何も説明されてなかったのは、ずるいっすね。

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