メーガン・イズ・ミッシング(Megan Is Missing)
Director:Michael Goi
Writer:Michael Goi
Stars:Amber Perkins, Rachel Quinn and Dean Waite
英語で聞いてみてたので、理解度は65%くらいかと思う。
これは、日本で公開予定orDVDリリース予定はあるのかな?
今の所、情報ないけど。
以下、あらすじ。
14歳のメーガンとエイミーという仲良しさんがいて、メーガンはギャルっちぃ子。
エイミーは割とおとなしめで地味な子。
正反対の性質に見えるけど、ものすごく仲良しな二人。
二人しておそろいの携帯もって、お互いの家からはライブチャット状態で常におしゃべりしたり、ビデオ日記みたいなものをマメに記録しているという体で、ドキュメンタリーっぽい手法で物語が進んでいきます。
ギャルっちぃメーガンは、男遊びも派手で、軽いので、ちょっと声かけられたりしただけで、ほいほい遊びに行っちゃいます。そんな感じで、チャットでも男友達の増員に努めているのですが、ある時ジョシュという男子と知り合い、なんだかんだあって、唐突に呼び出されて会いに行くことになります。
実際に会いにいく前に、パーティーで待ち合わせて、結局会えずにいたりとかあるんだけど、多分軽い伏線になってんだろうな、と。つか、まぁ、メーガンの運命は題名でバレバレだけどね。
というわけで、メーガンが行方不明になってから、テレビでニュースに流れたり、捜索隊が結成されたりするわけです。
で、メーガン以外に友達のいなかったエイミーはものすごい必死で自力でもメーガンを探そうとするんですよ。
今までの習慣だからという体で、エイミーは常にカメラ録画状態で町を歩き回り、メーガンの女友達から文句言われたりしながらも必死で探すのねー。
ここからが、この映画の本番開始。結構長い導入部分なんだ。
でも、その分、じっくりみせてくれて、リアリティがあって、面白い。
お気に入り度:
以下からネタバレするよう
メーガンとエイミーには、二人だけが知っているお気に入りの秘密の場所があるんだよ。
森の中にある橋の下あたりで、普通の人はちょっと来ないし、みつからない場所。
二人はよくそこで、きゃっきゃとおしゃべりをしてたんだけど、メーガンが見つからなくて、悲しいエイミーはふと思い立って、そこに行ってみたの。
ビデオで自分撮りしながら、独り言いったりして、そしたらその画像のはしっちょになにやら人影が!
エイミーは気付いてない!と思ったら、どーもガツンとエイミー殴られたっぽい。
そして、次にカメラのスイッチが入った時、捕まって拘束されてるエイミーを写した。
どうやら男はメーガンがチャットで知り合ったジョシュだったらしく、メーガンしかしらないエイミーの情報をいろいろと知ってる様子。だから、あの場所も知っていたのか、と。
ほいで、男はメーガンに会わせてやるかわりに言うこと聞け、とレイプ三昧、虐待三昧がスタートしちゃうんです。
基本、手持ちカメラで撮ってる事になってるので、レイプ時も虐待時も、顔だけとか壁だけとかしか映ってなくて、音と振動だけで何が行われているのか予想できるって感じ。
ほいで最終的にエイミーは大好きだったメーガンに会えるんだよ。二人きりで。
エイミーが監禁場所に連れてこられた時からあった、不自然に大きな樽の中にメーガンはいたの。
しわしわのミイラ状態になってたけど。
ほいで、二人して樽に入れられて、最終的にそのまま森に埋められちゃう。
樽の中では、エイミーが延々叫び続けてる。その声は、樽に土がかぶせられていくごとに小さくなってき、樽が全部うまってしまえば、もう全然声は聞こえてこない。森の音だけになっちゃう。
なんか、救いもなければ、これといった盛り上がりもなく、拷問のグロ的な見所があるワケでもなく、ドキュメンタリ手法にも目新しさはなく、監禁男の目的も特になく、ただただ、二人さらわれて、酷い目にあって、埋められちゃった、という話。
でも、なんか面白かった。
メーガンとエイミーっつー、真逆の性格&ルックスの仲良しさんの日常とか、14歳女子のリアルなAmericanGirlの日常とかが、すごく丁寧に描写されてて、そういう積み重ねがあった上で、理不尽にも酷い目にあってしまう流れはリアルでよかったなぁ。
変にグロを狙わず、変に盛り上がる要素(犯人の裏設定とか心理設定とかね)を盛り込んだりしないあたり、日常の延長にある怖さに気づきやがれ!って感じが、海外ホラーにしては珍しく地味でよかったよ。