ストライク・バック

2011年6月6日

週末、ボート旅行にでたピア(ナディア・ファレス)とロブの夫婦。嵐に見舞われ、遭難した彼らが流れついた場所は森に囲まれた湿地帯だった。
助けを求めて彷徨っていると、一軒家を見つけるが、誰もいない。しかし、誰かが住んでいる気配があり、納屋には大量のマリファナが栽培されていた。電話もなく外界と連絡をとる手段がない中、家主のジミー(デヴィッド・ライオンズ)とブレット、そして父親ポピーの3人が家に戻ってくる。最初こそ寝床を提供するなど親切だったが、ロブの何気ない行動にキレたジミー達は、暴力と辱めを受けさせるため、夫婦を監禁し、奴隷とした。
解放を懇願するピアだったが、彼等にその気がないことを悟った時、彼女の反撃が始まった…。

お気に入り度：
笑いながらみるのにうってつけですな。
奥さんのはじけっぷりは素晴らしいし、旦那さんの役立たずっぷりも素晴らしい(笑)
冒頭、セレブっぽい会話満載でヨットを楽しむご夫婦。
サカナを釣り上げた奥さんは、そのサカナをシめる為に金槌でサカナの頭を連打する旦那にめちゃめちゃ引く。
ああ、これは、奥さん、誰かの頭を殴打する役目だな、と思ったら、案の定、殴打しまくってた(笑)
旦那さんは、常に声援のみの参加(笑)
グロ描写が非常に丁寧で職人的なこだわりを感じた。
あと、奥さんの色仕掛けトラップは、あれは、いろいろな場合があるのでかなり無理がある、とだけ言っておく(笑)

なんかアメリカのホラー映画の殺人鬼家族って、常に農夫か農家か農地に住んでる気がする。
悪魔のいけにえがルーツなんだろうけど、アットホームな住宅地に住む殺人鬼一家ってのがいてもいいんじゃないだろうか。
農地っていう広いながらも妙に閉塞感のある環境がホラーにはうってつけなんだろうけど、もうさんざん出尽くしてるから、「周りに家のない場所で迷って、やっと見つけた一軒家が殺人家族」ってのがなぁ、もう新鮮味ないのは事実だよなぁ。

ああ、でもなんか、ちゃんと恐いホラーがみたいなぁ。