ブギーマン

ブギーマン
ブギーマン
  • アーチスト: バリー・ワトソン
  • 発売元: 松竹
  • 発売日: 2006/09/28
  • 売上ランキング: 16082

商品の説明
内容(「Oricon」データベースより)
幼い頃、クローゼットから現れた影のような化け物に父親が襲われたのを目撃したティム。以来、父親は行方不明に。それから15年、母親の葬儀のため帰郷したティムを待ち受けていたものは…。

お気に入り度:rating_05.gif

オープニング見て、わくわくした気持ちがすっかり消えたうえに、がっかり感てんこ盛りで、とりあえずラストまで見た、という感じ。

正直、私には、何度か語られる、外人さんのクローゼットへの畏怖というのは理解できん。
小さい頃から個室を与えられ、独り寝の習慣がある外人さんと、小さい頃から家族と雑魚寝をしていた私とでは、共通点がまるでない。
まぁ、「押し入れ」への恐怖はある程度わかるものの、「クローゼットのトビラ」なんて、今居るマンションにさえ無いし、新築した巨大な実家でさえ、クローゼットはないですよ。
あるのは納戸。しかも引き戸で。

モンスターズ・インク」でもクローゼットのトビラからモンスターが現れるって設定だったし、割とポピュラーな怪談シチュエーションなんだろうけど、日本人の私には、理解できない設定ざんす。

まぁ、それはそれとして、ハナシの流れがもう、無茶苦茶。
いつのまにか、そーゆー事になっていて、いつのまにかそーだった、って感じ。
クローゼットを通じて瞬間移動ができる設定が唐突にあらわれるし、何の意味があるのか時間移動までしているらしいし。
それが、ラストで生きているか、解決してるかってーと、そんな事はなくて、投げっぱなしだ。
唐突に現れる幼なじみが、あっというまに主人公の正式な恋人をぬきさってヒロイン化するけども、
主人公とその幼なじみのエピソードが写真1枚ちらっと写るだけなので、なんでこいつがヒロインなのよ?と疑問が残る。

結局クローゼットのモンスターについて、あれで本当に全てが片づいたのか意味不明。
だって、主人公の他にも沢山の犠牲者がいた設定なワケでしょ。
それが全て、主人公の妄想具現化モンスターの仕業だったという証明がされていないし、解決もされていない。
恋人は犬死にですか。つか、思い出したけど、恋人はクローゼットに入ってないじゃんよ。
クローゼットがキーなんじゃなかったのか?

あと、主人公の無駄に整えられきった鋭い角度の山形眉毛が嫌い。超嫌い。
オープニングはよかったのにな。
面白くなりそうだったのになぁ。

DVD