マスターズ・オブ・ホラー 三池崇史

マスターズ・オブ・ホラー 三池崇史
マスターズ・オブ・ホラー
三池崇史
  • 発売元: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2006/10/27

三池崇史監督:インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~
<ストーリー>
おそらく、日本の明治時代のある地方……アメリカ人文筆家のクリス(ビリー・ドラゴ)は、愛する優しい日本人女性・小桃の行方を求め、日本各地を放浪していた。
彼が川の中にある浮島の遊郭を訪れると、小桃の姿を発見することはできなかったが、客引きを全くせず、薄暗い部屋の奥で座っている、妖しい雰囲気の女郎(工藤夕貴)を指名した。 クリスは一夜を過ごすことになった、その女と話すうち、彼女の醜い素顔を初めて知って驚いた。顔面の右側が上部に引っぱられるように歪んでいて、これでは男のアレを怖じ気づけさせてしまうに違いない。彼女は哀しい眼をしながら、「ウチの顔、ぼっけえ、きょうてえ(岡山地方の方言で、とても怖いという意味)じゃろ……でも、ウチのアソコはしまりがいいと評判なんじゃ」と優しく話しかけてくる。
やがて女は自らの悲惨な生い立ちと両親のことを語りつつ、クリスが探す小桃のことを話し始めた。女は、小桃を知っているのだ。女郎として売られ、この遊郭にやってきた小桃は、愛する男が、「きっと迎えにくる」との約束を信じ、ひたすら待っていたという。そして、ある日、小桃は自殺してしまった。
それを聞かされたクリスは、激しく落ち込んでしまう。だが、その話しは果たして真実なのだろうか? まだ怖ろしい夜は、始まったばかりであった……。

【三池崇史監督:インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~】

お気に入り度:rating_20.gif

うわぁ。やっちゃったね!(笑)
これじゃあ、アメリカで放映されなかったワケだよ!堕胎だらけだ!ひでぇよ!
一番、デリケートな問題じゃん。向こうじゃ。
「オーディション」ばりの生々しく痛みの伝わる拷問シーン用意してまでハリウッドに媚びたのに、どうしてこーゆーコトしちゃったんだろう。
承知でやってたとしたら、すごいな。
話的には、そんな面白くないです。
ハリウッドが避けたがる設定ばかりを積み重ねてみせて、それを上手に、古い日本のオリエンタルでダークな雰囲気美術で包んだ感じ。
ビリー・ドラゴは、オーバーアクトだけど、工藤由貴はさすがに英語も板についててよかった。
結局、工藤由貴のあの女郎は、クリストファーの幻覚だったのか。
投獄された彼の側にいる、彼が殺した女達の中にはいなかったから、日本風に考えると、狐か狸か妖怪のたぐいに騙されたのかもしれない。
これは、海外ではどうお気に入り度されたのかねぇ。
こーゆー謎の残し方は嫌いじゃあないけど。寓話と考えれば、なんでもアリ風なオチだったというトコロなのかな。
がんばったっぽいけど、もーちょっとなんとかなったんじゃないかなぁ、とかも思う。

この三池監督とゆーひとは、さっぱりわからん。
嫌いじゃないんだけど(笑)

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