呪怨 黒い少女/白い老女

2009年10月5日

お気に入り度： （白い老女のみ）

両方みたけども、白い老女の方が断然面白かった。
黒い少女の方は、見せたかった事とか少しわかるんだけど、ものすごく下手な方法でちっとも伝わってこなかったなぁ。
黒い少女は、おそらく「呪怨」というものの発祥を見せたかったんじゃないのかなぁ。
一体どれほどの恨みが「呪怨」という無差別連鎖の呪いにまで成長してくのかっつー。
だから、これは「呪怨」でありながら、伽椰子や俊雄は、出てこない。俊雄だけはゲスト扱いで、ちらっと出てくるけど。
とにかく、黒い少女は、弱かったと思う。呪いのちからが。
少女の中で、いつのまにか育っていた双子の脳っていうのが、何故産んでもらえなかった恨みを蓄積させていたのかが弱いんだよなぁ。
別に母親が中絶したとかそういった描写はなかったので、本当に、母親の知らない所で、いつのまにか双子の脳だけが残っていたって事らしいでしょう。
知ってて無視してたとか、なんか具体的に酷いことしたとか、不倫結果的な望まれない子だったとか、そういったバックボーンが弱いのよー。
なんかなー。弱いよなぁ。正直、ちっとも恐くなかった。
あと、加護ちゃんもあんまり演技上手くないから、恐そうに見えないし、真剣に悩んでる風にも思えない。仮面ライダーキバの子に至っては、結局なんの為に出てきたんだか。

少女が黒くなった理由もよくわからん。
白化は、呪怨ではデフォルトだから(笑)、白い老女は理解できるんだけど。

白い老女は面白かった。いろんな意味で(笑)
なんでバスケットボール持ってるんだとか(笑)、ぼけちゃったおばあちゃんが孫に欲情（？）しちゃってたりとか(笑)、カセットテープのワープっぷりとか、拡大してく感じとかが、ものすごく「呪怨」だった。
あんまり面白いから、続けて見ちゃったりしたもん(笑)
ゲキレッドがサンタ服きてくるのは、あれでしょ、レッドへのオマージュでしょ、とか(笑)
みひろのキスシーンは、ゴッドタンのキス我慢選手権へのつなぎでしょ、とか(笑)
見所は多かった。
冒頭のループシーンも、３回目くらいからぞわぞわしてくるし、楽しかった。
白い老女は面白かったんだけどなー。黒い少女が、それに比べてびっくりするくらいつまらなかったよ。