ヴェノム 毒蛇男の恐怖
- ヴェノム 毒蛇男の恐怖
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- アーチスト: アグネス・ブルックナー
- 発売元: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2006/08/23
- 売上ランキング: 25891
商品の説明
内容紹介
『ラストサマー』で知られるベテラン・ホラー監督のジム・ギレスピー、『スクリーム』シリーズを手がけた、ケヴィン・ウィリアムソン製作、そして『シン・シティ』や『キル・ビル』シリーズのワインスタイン兄弟が製作総指揮、という最強スタッフが贈るホラー映画ファン必見の作品。ブードゥー教ゆかりの地であるルイジアナ州ニューオリンズで撮影されたこの作品はリアリティ抜群!ゾンビと化した毒蛇男が街の人々を次々と惨殺していくホラー作品!!
【STORY】アメリカ南部、ブードゥーの伝統が色濃く残るルイジアナ州の片田舎。ある夜、橋の上でのトラックと乗用車のすれ違い事故により、乗用車が沼に転落する。運転していた女性と彼女を助けようとしたトラック運転手の男が死亡した。転落した車の後部座席には、彼女が密かに運んでいたトランクがひとつ・・・そのトランクも一緒に沼の中に沈んでいった。実は、そのトランクの中には、ブードゥー教の秘力により悪霊を封じ込めていた無数の蛇が・・・。次の日、死亡したはずの男のトラックが墓地を走り抜けるところが目撃されたのをきっかけに、街では次々と奇怪な殺人事件が起こりはじめる・・・。事故により封印をとかれた悪霊は、トラック運転手の死体に乗り移っていたのだ・・・。内容(「Oricon」データベースより)
アメリカ南部ルイジアナ州、ブードゥーの伝統が色濃く残る田舎を舞台に、悪霊に憑かれた男が“毒蛇男”となって、街の人々を惨殺していく惨劇の物語を描いたパニック・ホラー。ある日の夜、事故で沼に転落してしまった乗用車の運転手を助けようとした男が死亡してしまう。そしてその乗用車で密かに運ばれていたトランクも沼に沈んでしまう。その中には、ブードゥー教の秘力により悪霊を封じ込めていた無数の蛇が…。
お気に入り度:
えーーー???
これ、本当に「ラストサマー」の監督が作ったのー??
んーー・・。まぁ、「ラストサマー」も定番中の定番ホラーっつーか、「来ると思わせておいて来ない」「やっぱ来た!」みたいなサプライズは、目新しい仕掛けじゃないけど、見せ方としては上手な部類だったので、そこそこ楽しめるホラーだったけどさぁ。
これは、どーなの?
「ホラー」で散々やりつくされてきた無駄な描写と設定が満載すぎ(笑)
これをリアリティと言うならば、毒蛇男のどこがリアルなんだか(笑)
冒頭から事件が起こるまでの、「田舎に満足してる彼氏と都会を目指す彼女のすれ違い」「その友人カップル」と「ちょっと住民から距離を置かれている孤独な男」「田舎には必ずいる魔術的な宗教信仰のおばちゃん」の配置がさ。もうさ(笑)
なんだよ、それ。つーくらい使い古されてて、既にがっかり感満載です(笑)
パニックホラーったって、出てくる人間の数、少ないよー。
だいたい、罪人から抜き取った罪と悪を鞄に詰めて埋めておいたってのが、変!(笑)
そこが工事で掘り起こされちゃうからって、鞄を移動させてる最中に事故にあって毒蛇男ができちゃうんだけどさ。
えらい手作業よね。埋め直しに行くって(笑)
「罪」「悪」とかって非常に抽象的なものを抜き出すほどの魔力を持ってながら、鞄に詰めて埋めてたって(笑)
おっかしーなー。とか思うよ。私は。
それはそれとして、できあがった毒蛇男の目的がいまいちはっきりしない。
とりあえず目につく人を殺して、魔術の祭壇破壊して、なんか儀式始めてるし。
そこに、以前のパーソナリティーである「ちょっと住民から距離を置かれている孤独な男」って設定がまったく関係してなくて、何も影響してないし、逃げ回る子達にとっても「以前の彼」とは何の関係もなさそうだし、「彼」である必要はどこにもなかったワケだしさ。
だから、もう、序盤の無駄な登場人物の説明と配置のトコロはぜーんぶ無駄だよ。いらないって。
で、まぁ、結局パターン通り、ヒロインが、毒蛇男を封じる(?)事ができて、エンド。
彼氏がヒロインをかばって命を落とすのが、いやにあっけなくて、それはそーゆー点で新鮮だったかもしれない。
最後の、ヒロインに逃げる選択肢が出たけど、彼氏の復讐の為に毒蛇男との対決を選択した所では、多分「ヒロインは逃げる事よりも戦う事を選んだ!」と、ドキドキしなくちゃいけないんだろうな、と思うけど。
いや、ごめん。ちっとも。なんとも。
「ふーん」って感じで、ものすごい置いてかれた感。
「毒蛇男の恐怖」ってだっさい副題がついているのにもっと注目すべきだった。
この副題は、配給会社の良心だったんじゃないだろうか、とかなんとか(笑)