ミスト
- ミスト
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- 発売元: ポニーキャニオン
- 発売日: 2008/09/17
- 売上ランキング: 303
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7月19日の夜、メイン州西部の全域が、未曾有の激しい雷雨にみまわれた。嵐に脅える住民たち。
だが、その後に襲ってきた“霧”こそが、真の恐怖だったのだ。その霧は街を覆いつくし、人々を閉じ込めてしまう。
時を同じく、デイヴィッドとビリーの父子は食料を買出しに行ったスーパー・マーケットで“霧”に閉じ込められてしまう。他の買い物客が建物の外に出ようとすると、次々に霧の中の何者かに襲われていく。立ち往生を強いられる中、母の待つ家に帰ろうとビリー少年に哀願されるデイヴィッド。そしてある決意を固めて絶望的な状況の中、父子での決死の脱出を図る二人の前についに姿を現す“霧”の正体とは?
人間は見たことのない恐怖の前にどのような選択をするのか。そして奇怪な霧に閉じ込められた人々の運命は?
お気に入り度:
しまったよ。「ホラー」というジャンルのつもりで見ていたので、徹底的に叩きのめされたちゃったよ。
身体中が痛くてたまらない。
ココロが痛すぎて、身体全体が痛くなった。
きっつい。これ。
前半、普通のホラーの始まりと思って見ていて、中盤、群像劇にシフトしてきて、「これホラーじゃないんだ。うわ、でも面白い」と思い、終盤、絶望のどん底に叩き落とされた。
辛かった。とても辛かった。
こんなつもりだったんじゃないって。
本当にもう。誰か、お願い。彼を殺してあげて。
それでしか救えない。
てゆうか。ちきしょう。本当にちきしょう!
終盤の静かな逃避行が辛くて辛くて。
おじいさんの決意に満ちた目の強さとか、静かさとか、うう、もう。ダメ。
だめだ。もう。
どうしても、感情移入してしまう。
逃げられないほど感情移入してしまう。
自分だったらどうしたか、とか考えると、もう、どうしようもない。
恐い思いも、苦しい思いも子供にさせたくない。
うん。させたくない。
でも、だから。だからって。そしたら。
なんてこと。
辛いよ。これ。身体が痛い。
あんまり痛くて。
レベル的には高得点なんだろうけど、心情的に高得点だせない。
だって、あたし、これ辛かったから。辛すぎたからさ。