自虐の詩
- 自虐の詩 プレミアム・エディション
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- 発売元: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2008/03/14
- 売上ランキング: 505
- おすすめ度
【ストーリー】
森田幸江(33)は、無職で甲斐性無しの葉山イサオ(35)に尽くしている。二人は大阪で一緒に暮らしているのだが、まだ籍を入れていない。幸江がラーメン屋で働きながら生活を切り詰めやりくりしているというのに、イサオは毎日ボーッとして、やることといえば賭け事ばかり。気に入らないことがあれば、ちゃぶ台をひっくり返す。ところが幸江は、周りに何と言われようと、イサオに惚れて惚れて惚れぬいている。
お気に入り度:
私は、これ、原作の4コマ漫画が大好きで。
7年前くらいから、ずっと原作本を持っているですよ。
何度も何度も読んだし、今でも読むし。
だから、映画化は不安だった。
幸江を、美人の中谷美紀がやるってのが、ちがうと思った。
イサオの阿部寛も、キレイすぎると思った。
だから、もう、原作とは別物だと思って見ることにした。
そんで、見て。
見終わったら、涙ボロボロ出てて。
スタッフロール見送った後に、またワンシーン残ってて。
そこでまた、ボロボロ泣いてさ。
うーーー!!やられた!
ちっきしょう!ですよ!
前半は、結構タルイです。
小さいエピソードの積み重ねが続いて。ちょっと飽きるくらい。
後半から、怒濤の流れになってきて、大団円で終わる。好きなタイプの流れ。
見終わってみると、幸江は中谷美紀でいいし、イサオは阿部寛以外できないだろう、と思うようになっていた。
そんで、前半のエピソードの積み重ね部分を、もったやってほしかったと思うようになってたのです。
原作の、あれとかこれとか、あの所とか、それを、この二人で見たかった、と思っちゃったのです。
一番見たかった!と思ったのが、
幸江の後ろ姿を見つめるイサオ(幸江やつれたなぁ)→振り向く幸江。イサオはテレビを見ている→幸江が後ろを見ると、また幸江を見つめるイサオ→振り向く幸江。イサオはテレビを見ている。「やぁね。テレビばっかり見て」
この4コマが好きだったので、これは絶対見たかったなぁ。。
舞台が大阪になってたのが不満。
熊本さんは、東京へいけ、と言ったのに。
つか、熊本さんの再現度に驚いた。すばらしい再現度だった。
成長した姿も嫌いじゃない。原作とはひと味ちがっていたけれど。
できれば、熊本さんそっくりな子供が見たかった(笑) 5~6人いてほしかった(笑)
ラスト、幸江がおかあちゃんに書いた手紙は、ほぼ原作通りで、わかっていたけれど、やっぱり涙だだ漏れだった。