悪夢探偵
- 悪夢探偵 スタンダード・エディション [DVD]
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- 発売元: ハピネット
- 発売日: 2007/06/22
2007年1月に公開された、松田龍平主演のカルトなダークヒーロー物語。
原作は、本作の監督・塚本晋也による、同名の異色小説。
共演にhitomi、安藤政信を迎え、危うげな人の心を垣間見ながら、謎めいた事件に翻弄される者の葛藤を描いてゆく。
――巷間をにぎわす連続怪死事件の担当になったエリート刑事・霧島慶子(hitomi)。他人の夢に潜入できる能力を持ちながら、その力を厭う青年・影沼京一(松田龍平)。
事件の被害者たちが、携帯電話に“0” と表示される人物と話していたことから、慶子は“0”が被害者たちに暗示をかけて、自殺に導いたのではないかと推理する。影沼に協力を求める慶子だが、逆に自らが抱える心の闇を覗くことになり…。
不安を煽るような独特の存在感をもつ松田の、絶妙に抑えた演技が好もしい作品。
お気に入り度:
hitomiがすごすぎる!!!
いや、ほんとすごい!!!
徹底的に最初から最後まで、棒読みだよ!(笑)
驚いた!!!あんまり見事な棒読みっぷりに!!
これは、もう、これがすでに才能の域に達しているとしか思えない。
一回転して、名演技と言わざるを得ない。
もう、なんか、いや、本当に、これはこれで、「良い」と思えるようになっちゃうくらいの徹底っぷりだった。
つか、言っちゃう!!!
良かったよ!hitomiが!!
うん。もう、これが個性なんだよ。個性的な演技なんだよ。
ありです。これは、もう、これでありなんです。
いやー、すごいものみた。
ほんとうにすごかった。いろんな意味で。
ちゃんと感想言うと、これは、もう、どうみたって失敗作だと思う(笑)
いろいろ酷すぎる。
設定やら、状況やら、背景やらが、あまりにも軽い扱いになっちゃってて、うわべの雰囲気にしか触れられない。
核心部分がないのです。この映画。
だからこそ、hitomiの個性的演技で、救われたと思えるのですよ。これ。
題名はちょー魅力的だよね。「悪夢探偵」。
ダークヒーローの臭いぷんぷんで、ぞくぞくする。
実際には、松田龍平演じる悪夢探偵は、「探偵」と名付けるほど活躍しない。
つか、彼の能力が、「夢を共有する」以外に、ほとんど語られていないので、彼が夢に突入した所で、何をどうしてくれるのか、彼に何を期待すればいいのかまったくわからない。
そして、実際に「悪夢探偵」は、これといった活躍をしないです(笑)
夢の中に入ったとして、その夢の中で、現実にはあり得ないちからを使えるという事もないし、無口キャラなので、悪夢を説得するワケでもなく、特に優れた能力はないと言っていーんじゃないのか。
黒いマントをなびかせて、裸足でかけてくる様は、それなりにかっこいいんだけど、それで何ができるってワケでもないのが、致命的にワクワク感ゼロ。
それから、他人の夢の中に入ったっつっても、その夢の中が、とくに現実と変わらなくて、場所展開なんかは多少脈絡無く変わるけど、そのほかの、夢特有の不条理さとか、不自然さとかは一切なくて、何をもって解決できるのかさっぱりわからない。
厭世的な無口キャラの松田龍平はよかったのだけど、本当に彼は何一つ活躍していない(笑)
何しにきたんだろうって感じ。
確実に、語るべき部分を間違えてる映画だと思うのですよ。
なんか、そこら辺は、すでに制作開始しているという続編でかたられるのかもしんないけど。
全然活躍しない悪夢探偵に、次回作では何を期待できるのかは、ものすごい疑問。
hitomiがまた出てくれるなら、また見る(笑)