I SAW THE DEVIL 悪魔を見た
- 悪魔を見た スペシャル・エディション [DVD]
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- 発売元: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2011/08/02
ある夜、雪の夜道で車がパンクし、レッカー車の到着を待っていた若い女性が、黄色いスクールバスに乗った男に連れ去られた。地元警察は大規模な捜索を開始するが、まもなく川底から切断された頭部が発見される。人間の所業とは思えぬこのおぞましい殺人事件の被害者は、引退した重犯罪課の刑事チャンの娘ジュヨンだった。
一ヵ月前にジュヨンと婚約したばかりの国家情報院捜査官スヒョンは、最愛の女性を救えなかった自分のふがいなさを何度も呪う。深い絶望感に苦しむ彼は、自力で犯人を追い詰める決心をする。スヒョンはチャンが入手した捜査資料をもとに、ギョンチョルという中年男が犯人だと特定。ギョンチョルとは血も涙もない凶行を繰り返し、ひたすら快楽のみを貪り尽くす常軌を逸した男。良心のかけらも持ち合わせていない悪魔そのものだった。
スヒョンは彼女を殺した男に同じ苦しみを与えるため、恐ろしく冷酷な報復を誓う。残虐な殺人鬼に復讐することは、彼自身も怪物になることだとしても…。
お気に入り度:
映画公開は2011年2月で、DVDリリースはまだ日本でしてないけども、外国ではリリースされているので、それを英語字幕で見ましたよ。
私の英語力は中学レベルなので、アレだけれども、ストーリーはわかったよ。
正直私はバリバリの嫌韓で、バリバリの保守派なので(笑)、韓国映画は観たくないんだけど、エグイ映画作らせたらいいモノができちゃうのは理解してる。
これは、もう、エグイの極地を、正統派俳優のイ・ビョンホンとエグイ派俳優のチェ・ミンシクでやってるのが興味をそそった。
悔しいけど面白かった。エグサもここまで堂々と徹底してやられちゃうと文句つけらんねー。
本気で悔しい。
でも、なんつーのか、イ・ビョンホンが、常に「男の悲哀」「男の美学」をずっと意識してるっぽい臭いがちょっと鼻についたかなぁ。
「辛くて悲しい俺、かっこいい」「淡々と残虐な復讐する俺、かっこいい」って感じが(笑)
盗聴器&発信器のカプセル飲ませてから、ギョンチョルが悪さするたんびに、イ・ビョンホンがスタタタタッと無表情で現れて、ギョンチョルをぼっこぼこにして、またスタタタタッと去っていくのは、かなり笑える(笑)
ラストのあの仕掛けは、ギョンチョルがどれだけ家族に対して思い入れあるのかよくわかんなかったんで、アレがギョンチョルにとって最高に恐怖を与えた方法だったのかどうかよくわからん。
もっとすごい事してもよかったよーな気もする(笑)
なんつーのか、イ・ビョンホンは、かなりレベルの高い本格派な俳優さんだと思うのだけど、韓国俳優の人に多く感じる「絵コンテにある演技」「漫画で表現されてる演技」的な二次元感は、どーしても感じるんだよね。
チェ・ミンシクは、生っぽくていいよ。
まぁ、私の趣味は反美形・反スリムだから、特にそう感じるのかもしんないけどね(笑)