花よりもなほ
- 花よりもなほ 通常版
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- アーチスト: 岡田准一
- 発売元: バンダイビジュアル
- 発売日: 2006/11/24
- 売上ランキング: 950
- おすすめ度
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元禄15年の江戸で、青木宗左衛門(宗左)は父の仇を追って、信州から上京した若侍。しかし、剣の腕は立たず、寺子屋で算術を教えていた。そんなある日、仇を見つけた。しかし、長屋の人々のとの心地よい暮らしになじんでしまった彼は、仇が妻子と幸せな生活を送っているのを見て“仇討ちとは何だろう”と考え始める。
そして、彼が出した結論は長屋の人々を巻き込む騒動に発展していく。
『誰も知らない』の是枝裕和監督が初めて手掛ける時代劇。ドキュメンタリー出身で、人間の本質に迫る作品を、柔らかな視線で捕らえてきた監督らしく、人情で見るものを包み込むぬくもりある時代劇。主演の宗左に岡田准一。ほか長屋の人々に、宮沢りえ、古田新太、香川照之、原田芳雄、田畑智子、加瀬亮、仇役には浅野忠信と、わき役にいたるまで、スター俳優が勢ぞろい。岡田准一は、主演とはいえ決してスタンドプレーはしない、控えめな佇まいが、宗左のキャラにピッタリ。印象深いのは加瀬亮。うちにひめた恋心を愛する人に告白する場面は、この映画でいちばん胸が熱くなるシーンだ。監督が「楽しい嘘をついてみたい」と選んだ時代劇だが、弱者へのやさしい眼差しは、これまでの是枝ワールドに共通すると言えるだろう。(斎藤 香)メーカー/レーベルより
『誰も知らない』で世界を沸かせた是枝裕和監督が、主演・岡田准一で時代劇に挑戦! 毎回映像特典:特報、予告編、TVスポット、初日舞台挨拶 スタッフ:製作代表:迫本淳一、重延 浩、川城和実、八木ヶ谷昭次、藤島ジュリーK.、冨木田道臣/企画:安田匡裕/
製作:久松猛朗/プロデューサー:佐藤志保、榎 望/原案・脚本・編集・監督:是枝裕和/撮影:山崎 裕/
美術:磯見俊裕、馬場正男/照明:石田健司/録音:弦巻 裕/音楽:タブラトゥーラ/スチール:鋤田正義/
製作協力:松竹京都映画/配給:松竹株式会社/支援:文化庁/製作:松竹・エンジンフィルム・テレビマンユニオン
バンダイビジュアル・衛星劇場・ジェイ・ストーム、TOKYO FMキャスト:岡田准一/宮沢りえ/古田新太/香川照之/田畑智子/上島竜兵/木村祐一/加瀬 亮/千原靖史/
平泉 成/絵沢萠子/夏川結衣/國村 隼/中村嘉葎雄/田中祥平/田中碧海/石橋蓮司/寺島 進/
遠藤憲一/田中哲司/中村有志/勝地 涼/石堂夏央/トミーズ雅/南方英二/浅野忠信/原田芳雄 他
お気に入り度:
むむぅう。。。。思っていたより面白く感じなかったのだ。
原因ははっきりしてんだよね。
なにかっつったら、キム兄だよ。
なんか。あーゆーいかつい容姿で長屋連中から愛されているちょっと頭の足りない人、という役柄がさ。
なんてゆーか。
はっきり言うと、あざとすぎて、鼻についた。
ついでに言うと、演技の裏が見えすぎて、萎えた。
なんてゆーか、「ほら、おれのこの仕草。頭が足りないけど、愛すべき男だろ。」みたいなさ(笑)
なんつーか。キム兄が出てくる場面全部に、そーゆー匂いがしちゃってて、私的には、キム兄ひとりのせいでこの映画は台無しになったと思う。
岡田准一よかったもん。
それよかよかったのは、あたしが世界で一番好きな古田新太。
ずるくて飄々としてて、超好み。
しかも、女っぽい派手な柄の着物が似合ってる上に、入浴シーンまであった(笑)
浅野忠信は、別にこれ浅野忠信つかわなくてもいいじゃん、って感じ。
あと、意外によかったのが、加瀬亮のさだ吉(だっけか?)。
柳の枝みたいに、のらりくらりって感じがよかったよ。
でも、ハナシ的に、岡田准一が、あの長屋にきて3年経過してから始まってるんだけど。
その3年の間のくらしぶりが、どうもうやむや。
敵討ちの最初の決意がどれほどのもんだったかが一切わからないので、既に敵討ちする決意も鈍りがちで、時代的にも敵討ちに武士道を見いださない状況が、どーもぴんとこない。
時代のせいにしてるけど、ほんとは最初っからやる気なかったんじゃないのか、と思えたりする。
だとすると、ただのダメ武士だよな。
最後の岡田准一の笑顔は確かに可愛かったけど、ハナシ的にあれがラストっつーのは、なんだろうーなー。
私的には、ちっともぴりっとこない。