殺人犯
- 殺人犯 [DVD]
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- 発売元: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2010/10/22
- 売上ランキング: 2950
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お気に入り度:
久々に大はずれ。
このネタを、驚愕の真相とか、裏をかいたとか、予想の上をいったとか思ってるんだとしたら、「馬鹿にするな」と言いますよ。
主役の記憶の一部を失った刑事は、自分で捜査する事を放棄して、悩んでいる事に特化し続けてるだけ。
何の推理力も行動力も発揮しない。
ずーーーっと、思い出せないジレンマでうじうじしてるだけ(笑)
そんな深刻顔を延々みせられているだけで、事件の真相にせまっていってハラハラするとか、そんな状況は延々来ない(笑)
そしたら、唐突にやってくるワケですよ。いわゆるネタバラシが。
ほんとに唐突に。
ネタバレするけどさ。
突然、主人公の養子にしてる男の子が、今まで聞いたことない低い声でべらべらしゃべりだすの。
「俺が犯人。俺、ほんとは40過ぎ。成長してないだけで、おやじっす。
うらんでるやつらを、シモベ扱いの精神異常者使って殺してる。
こんな事誰に言っても信じないぜー」
って。
意味わからん。
そこで語らないといけない理由は何ひとつなかったのに、ほんとに唐突に延々しゃべりたおす。
自分がどうやって連続殺人してたのかを、延々しゃべる。
所々、回想的なネタバレ映像は入ってくるけども、基本、子供がおやじっぽくしゃべってるだけ。
正直、びっくりする前に、あきれた。
なんだそりゃ感しか残らない。
ラストのワンシーンも、だからなに?と思うだけ。
きっとあの刑事は変わらず、動かず、自分の境遇を呪い続けるだけだわ。
こんだけ、なんとかしよう!としない主人公ははじめてだ。
そういう意味で、一見の価値はあるのかもしれない。