Vフォー・ヴェンデッタ
- Vフォー・ヴェンデッタ
-
- アーチスト: ナタリー・ポートマン
- 発売元: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2006/09/08
- 売上ランキング: 207
- おすすめ度
内容紹介
『マトリックス』3部作のクリエイターが仕掛ける衝撃の近未来サスペンス・アクション!
人民が政府を恐れるのではない。政府が人民を恐れるのだ。< ストーリー>
独裁国家となった未来のイギリス。
TV局で働くイヴィー(ナタリー・ポートマン)は外出禁止時間帯の夜に秘密警察に見つかり、絶体絶命の危機に見舞われたところを、”V”とだけ名乗る仮面の男(ヒューゴ・ウィービング)に命を救われる。
しかし、”V”と名乗るその男は、国家を相手にひとりテロ活動を続け、クラシック音楽の調べにあわせて街を爆破、TV局を不法占拠し、政府要人を暗殺していく、正体不明、経歴不詳、善か悪かの判別不能の男だった、、
1605年に国王の圧制に反発し国家転覆を図り失敗に終わったガイ・フォークスにならって、イギリスの反逆精神の象徴となったその日、11月5日-ガイ・フォークス・デイ-に、国民の決起を呼びかける”V”。
正義か、犯罪か。”V”とは一体何者なのか?
“V”と出会い、自分自身についての真実をも知るようになったイヴィーは、図らずも”V”の協力者となり、自由と正義を取り戻す革命のために立ち上がった【スタッフ】
監督:ジェームズ・マクティーグ
製作:ジョエル・シルヴァー/グラント・ヒル
製作・脚本:アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
原作:アラン・ムーア/デヴィッド・ロイド
音楽:ダリオ・マリアネッリ【キャスト】
ナタリー・ポートマン/ヒューゴ・ウィーヴィング/スティーヴン・レイ
ジョン・ハート/スティーヴン・フライ
お気に入り度:
面白かった。思ったよか全然。
DVD再生の時、うっかり日本語音声で初めてしまったんだよね。
普段「英語+字幕」主義で、日本語吹き替えってあんま好きじゃないんだけど。
んで、音声は日本語吹き替えだけど、英語字幕が出てる状態で再生が始まっちゃって。
オープニングっから、訳がすごいちがってて、字幕の訳よりも、吹き替え版の方が意味が通ってる事言ってたので、そのまま日本語吹き替えでみました。
日本語吹き替え版で見たからか、なんかすごい分かりやすかった(笑)
ただ、Vの行動原理の「復讐」ってのが、「復讐を誓う設定」はわかったものの、V自身の「復讐を決意するに至る心理」の流れが書かれていなかったので、ちょっと意味づけが薄かったかなぁ。
復讐の為の資金とか、知識とか、一人で地道に整えたにしては、大がかりすぎるし。
「オペラ座の怪人」ちっくな妄執っぷりは好きですね。
いちいちマント翻すのもかっちょいい。
芝居がかったセリフも悪くないっす。
ヒロインをわざわざ監禁して拷問してまで追いつめる事はなかったと思う。
でも、日本語吹き替えだと、監禁者の声がVだから、すぐ正体に気がついちゃうのは、ちょと萎える。
あと、徹底的にVの素顔を画面に出さないあたりは良かった。
特殊メイクの火傷フェイスとか出すかな、と思ったけど。
本当に、徹底的にでなかった。
ずっと仮面をつけていても、仕草でVの感情をちゃんと表現しているのはすごいよ。
誰が演じてるんだろうと思ったら、マトリックスでエージェント・スミスをやってたヒューゴ・ウィービングなのね。
器用な人だなぁ。
ストーリー的には、奇抜なものでもなんでもなく、むしろオーソドックス。
古典的な「革命劇」でした。
でも、Vがあんまり魅力的なので、すごく楽しめた。
終盤近く、V字のドミノが倒れていく様は、劇的でものすごく綺麗。
最後、多くの国民がVと同じ仮面とマントをつけて、続々と国会議事堂に集まってくる様子は、かなりの高揚感がある。
武器を持たず黙々と前進する事が、革命への意思表示。
かなりぞくぞくする画面でした。