アイ・アム・レジェンド
- アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組)
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- 発売元: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/04/24
- 売上ランキング: 6
- おすすめ度
お気に入り度:
あたしゃー、ウィル・スミスが嫌いなのです(笑)
なんか、どの役やってても「俺様はウィル・スミス」って感じがして鼻につく!(笑)
で、嫌いなわりには、割とウィル・スミス主演の映画は見ています(笑)
ひょっとしたら、あたしウィル・スミスが好きなのかもしれない(笑)
いや、嫌いっすよ。
んで、「アイ・アム・レジェンド」
いつもの「俺様」臭がかなり薄まっていて、よかったっすよ。
前半部分までは。
3年間ずっとひとりぼっちだったから、ちょっとおかしくなって憔悴してるウィル・スミスは予想以上に面白かった(笑)
ずっと一緒にいたサムというワンちゃんが、殺されてしまってからが、がぜん面白くなくなってくる(笑)
唐突に現れて、神の声を聞いただの(笑)、生存者が集まっている村があるって言ってた、とか言い出す親子の嘘くささが、今までのウィル・スミスのがんばりを帳消しにしたね。
ウィル・スミスもさぁ、科学者のくせに、いろいろ見落としすぎると思うよ。
ウィル・スミス的には、感染者は知能はなく本能だけって認識だったワケでしょ。
でも、いつも自分がやってる罠を、自分に対して仕掛けられた時、なんでちょっとも考えるそぶりがないのかなぁ?
それに、突然現れた親子だけど、彼らが感染者と戦い続けていたような感じが全然ないし、ウィル・スミスほど憔悴してないし、修羅場をくぐってきていた緊迫感がまったくない。
神の声を聞いたから、その場所に行こうって言われても、何の真実味もないし。
だから、ラスト、彼らが生存者達の村についても、みている側にとって、祝福できる安心感をもてない。
今まで彼らが苦労してたり、修羅場をくぐってきたり、孤独に苦しめられたり、仲間を渇望してたりって描写が、ほんとに全然無いもんだから、彼らが安息の地にたどり着いた所で、なんつーのか、どーにもこーにも、ウィル・スミス無駄死にじゃん、とか思うのですよ。
もとはと言えば、緊張感のたりない親子が、ウィル・スミスの家まで感染者に尾けられていたのが原因なんだもん。
この親子が、ウィル・スミスの家を感染者に教えたりしなければ、ウィル・スミスは死ぬことなく、感染者の為のウィルス培養に励めて、本当に世界が救えたのに。
それ、わかってのんかな、この親子め!ってな感じで、ウィル・スミスが可哀想でしょうがない。
いや、あたしウィル・スミス嫌いだけどね(笑)
このオチでもって、「アイ・アム・レジェンド」って言われても、犬死伝説じゃないですかと。
あ、なんかうまいこと言った気がする(笑)
【追記】
別エンディングも見た。
でも、なんか、そんなほのぼの路線でいいのか?って感じ。
3年間の孤独と憔悴と狂気が、すっかり抜けた顔してるウィル・スミスに腹が立つ(笑)
原作の方は、もっと深い孤独と闇があったのに。
別エンディング版ではそれをやってくれてるんだと信じてたのに。
なんだこの予定調和な、新世界へ出発♪って感じは。むかつくーー!