やわらかい生活

やわらかい生活 スペシャル・エディション
やわらかい生活 スペシャル・エディション
  • 発売元: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • 売上ランキング: 16653
  • おすすめ度 3.0

両親と親友の死をきっかけに躁鬱病になった優子は、それまでに輝かしいキャリアを捨てて、東京・蒲田に引っ越してきた。お気に入りの街での気ままな独り暮らしは、彼女の心を解きほぐしたが、大学時代の友人との再会、従兄弟の上京、繊細なチンピラ、痴漢されて知り合った男との逢瀬などが、彼女の心をときどきざわめかせる…。
寺島しのぶが、『ヴァイブレータ』の廣木隆一監督と再び組んだ人間ドラマ。大切な人の死によって、人生をドロップアウトした女性が、マイペースかつ手さぐりで生きる姿を、リアルに映し出した作品。まさにヒロイン優子の人生を生きた寺島しのぶが素晴らしく、ヒロインの心の傷が痛いほどひしひしと伝わってくる。またやさしいダメ男を演じた豊川悦司ほか、松岡俊介、田口トモロヲ、妻夫木聡など魅力的な男優たちと、舞台となった蒲田の街の素朴な味わいにひきつけられる女性映画の傑作だ。

お気に入り度:rating_40.gif


「犯人に告ぐ」の豊川悦司がかっちょよかったので、観てみた。
豊川目当てでみてたんだけど、決して美人ではない寺島しのぶのリアルな存在感に目を奪われっぱなしだった。
なんで、この女は、こんなに女としてリアルで自然なんだろう。
とにかく、この女が気になったし、気に入った。
「この女」って乱暴な言い方をしているけれど、私的にはかなり敬意を含んでいる。
寺島しのぶが演じたのは、生身100%な「女」。
「女」という生臭い生き物が、自然にリアルに地面に足つけて歩いてる様をあまりに巧みに寺島しのぶが演じている。
映画の中では、寺島しのぶが歩いているシーンがとても多い。
それがものすごく背景にとけ込んでいるくせに、すごい存在感と「女」っぽさがあって。
気になった。

豊川は、「犯人に告ぐ」の時とは変わって、髪もストレートで短くおしゃれさん。
特に襟足が美しい(笑)

ストーリー的には、寺島しのぶの周りのダメ男達との交流(?)と、寺島しのぶ自身の心の痛みが描かれて、さていくか!と寺島しのぶが元気になった所で、事件があって、ラストは救われない。
歩きだそうとしていた彼女が、あの事件の後どうするのかいろいろ考える。

それでも、立ち上がれるだろうか。やり直せるだろうか。
つぶれてしまうだろうか。もう誰とも接しないだろうか。

どちらの彼女も見てみたい。

でも、この映画は、どちらも見せてくれなかった。
意地悪されたなって思うけど、きっとまた彼女は何かに癒されていくだろうなっと思うよ。

DVD