レストストップ デッドアヘッド

2007年11月19日

テキサスからボーイフレンドのジェスとハリウッドを目指し、一緒に旅に出た二コールだったが、楽しい旅は一転、恐怖に変わる。休憩所でジェスが突然消え、不気味な男が二コールの前に現れる…。R-15指定作品。

お気に入り度：

予想以上に、意外と面白かったのです。
あらすじだけ読むと、よくある怪物に追われるパニックホラーかな、と思いますが、実際怪物に追われるパニックホラーです(笑)
でも、ちょこちょこっと変わった味付けがしてあって、それがちゃんと効いてるので、予想外に楽しめたのですよ。
休憩所に突然おいてけぼりにされた上に、正体不明の男に狙われているにしては、ずいぶんノンビリとした緊張感のない行動をするヒロインなのですが。
でも、勇敢に立ち向かうヒロインや、ただただ逃げまどうヒロインや、頭脳や経験を駆使して切り抜けようとするヒロインは、既にさんざん語られ尽くしています。
たまには、こーゆー、「特にできることがないので、とりあえずぼーっと酒でも飲みながら助けを待ってみるヒロイン」がいてもいーと思います(笑)
結構、これはこれで、リアリティあるのかもしんないですよ(笑)
そしてさらに、ぼーっと待ってる最中に出会う人々が、どっかおかしいんですよ。
トイレの物置に監禁されてる女の人とか、白バイで助けにきてくれた警官とか、キャンピングワゴンの一家とか。
結局これらの人々は、全部幽霊だったワケですが。
特に自分を助けてくれるワケでもなく、怪物を倒すヒントをくれるでもなく、ただ現れただけで、実際ほんと役に立たない上に、実はちょっと状況を悪くさせてるんじゃないか、とも思えるんだけど(笑)
そんな所も好きです(笑)

特典映像で、いろいろエンディングのパターンが入ってたけど、やっぱり公開版のエンディングが一番テンポいいですね。
ホームビデオは可愛かったですけど、ちょっと長すぎる。そんなに裏設定てんこ盛りだったと言われても、そんなに面白くないので、いらなかったかな。
とりあえず、でも、ほんとにこれ、予想外に面白かったので、うれしくなりました。