The Pact（邦題：ザ・パクト）
母の死をきっかけにニコールとアニーの姉妹は忌まわしい記憶の残る実家に帰郷する。 二人は家の中で得体の知れない亡霊の存在を感じ、数々の超常現象に出くわす。 そして母の周辺を調べるうちに恐るべき過去の出来事を知る…
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いや、つっこみ所満載なんすよ(笑)
うっかり面白いとか思っちゃいそうなんだけど、いやいや、ちがうから、ちょっと待ってよ、と(笑)
さくっとネタバレしちゃうけど、実家に何十年も隠れてた母の兄が、凶悪な殺人犯でした、というオチなんすよ(笑)
そうじゃなくてね、それ以外にもね、その母兄に殺された人の幽霊がうろつくんだけど、こいつが、まー、容赦ないっつーか、ちょっとちから入りすぎっつーか、ちょっと落ち着けっつーか(笑)
最初、母が亡くなった為、シングルマザーの姉が、子供を預けて、実家に遺品を片づけにくる。
姉妹は母から結構な虐待を受けていたらしく、あまり良い思い出がない、と。
で、子供とビデオチャットしてる時に、「ママ、後ろの人だぁれ？」とか聞かれて、後ろを見るが、誰もいない。
子供の頃、虐待されていたクローゼットがあって、そこがどうもイヤな雰囲気。
と思っていると、姉がそこにひきずりこまれていってしまう。
翌日、妹も遅れて実家にやってくるが、家の中に姉はいない。
でも、姉には失踪癖があるらしく、いつものことだからと、妹は１人で実家で遺品整理を始める。
すると、やっぱり家の中になにか別の気配。冷蔵庫があらされ、モノが動かされている。
妹が包丁を片手に家のなかを捜索すると、突然見えないなにかにふりまわされ、壁や廊下にどかんどかん叩きつけられる。
ボロボロになった妹は、必死で家を出て警察に行く、と。
この、妹をぶん回したのは、幽霊の仕業。その目的は、壁のある場所に注意を向けてほしかったから。
もうちょっと普通にできないものか(笑)
何故、妹を天井、床、壁へと振り回す必要があったのか(笑)
やりたい事は、壁の一点にナイフを刺す事だったのに(笑)
その前にも、妹のスマートフォンをこっそりいじって、ある場所をマップ表示させたりする。
そんな事ができるなら、文章を打て、と(笑)
一応警察が来てくれるけど、何もないので、とりあえず写真撮って帰ってしまう。
妹は、もう実家には泊まらないつもりだったけど、スマートフォン表示された場所に行って、母に実は兄がいたこと、過去に連続殺人鬼がいた事、家の見取り図から知らない部屋がある事に気付く。
で、また家に行くんだけど、そこで幽霊のありあまる怪力で、引きずられて、隠し部屋を発見する。
この幽霊さ、ほんとに教える気あるの？というほど、やり方が遠回り(笑)
スマフォいじれる霊力があるなら、ほんとにもっと、いろいろ出来たと思うんだよね(笑)
で、まぁ、隠し部屋の地下で、殺された姉やら警官やらいろいろみつけて、隠れていた殺人鬼の兄も現れて、いろいろあって退治完了、と。
つかさー、ほんとに、この幽霊のやり方がさー(笑)
いろいろ間違いすぎてて、どうかと思うんだよ(笑)
幽霊と殺人鬼の複合モノだけど、幽霊のヒント出しがバカすぎるし、殺人鬼も、もうおじいちゃんのはずなのに若すぎだし、元気すぎ(笑)
いろいろと無理があるのを、見終わってから気が付いた。
中盤までは、わりとちゃんとハラハラしたんだけど、生身の殺人鬼が出てきてから、俄然つまらなくなった(笑)
あと、幽霊のバカさ加減に気が付いたら、なんか、もうどうでもよくなってくる(笑)
ストーリー的には、この幽霊のバカさ加減を、大真面目に「ホラー」部分として出してきてるから、一気に気分が冷めてしまったよ。
そこが、笑えるほど可愛げがあれば、またちがったんだけどね。
これは、私的には、はずれ。合わなかったー。