ハンガー・ゲーム
文明崩壊後のアメリカ。“パネム”と呼ばれる独裁国家となり、僅かな富裕層のみが住むことを許された都市キャピトルが、12の地区を支配していた。冷酷な支配者層は毎年、各地区から12才から18才までの男女を選出し、森の中で命をかけた“ハンガー・ゲーム”を開催していた。各地から選ばれたプレイヤーが戦うゲームの様子が、全国でテレビ中継される一大イベント。これは、生き残りが最後の一人となるまで続けられるサバイバル・ゲームであり、その勝者は巨額の富を得ることが出来るのだった。第12地区に暮らすカットニスは、死んだ父親に代わり、狩猟で家族を養っていた。プレイヤー選出の日、まだ幼い妹プリムローズが選ばれ、カットニスはとっさに身代わりを申し出る。幼少から鍛え上げられてきた精鋭たちと戦うことになったカットニスの頼りは、生まれ持った直感と狩で鍛えた弓矢の技術。共に選ばれた同級生のピータと共にハンガー・ゲームに参戦したカットニス。究極のサバイバルを生き残り、家族のもとに帰ることができるのか!?
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ネタバレはしない方向で。
なんか、ハリウッド版「バトル・ロワイヤル」と聞いたけれど、全然そんな事はないっす。
「バトル・ロワイヤル」は、普通のクラスメイトだった友達と、突然殺し合わなくちゃなる理不尽さから始まる物語だったけど、この「ハンガー・ゲーム」は、殺し合う理由が設定されているので、参加する子達は、ノリノリで最初から殺る気まんまんっす。
世界背景もまったく違うし、世界デザインなんかも、全然違う。
まったく比較対象にならないっす。
「バトル・ロワイヤル」だと思ってみると、結構がっかりする事になると思う。
私は、この映画に主演しているジェニファー・ローレンスが大好きなんですよ。
あの、不幸慣れしたふてくされ感のある表情が好きでしょーがない。
ウィンターズ・ボーンは傑作だった。
今回も、立派に不幸慣れしたふてくされ感をめいっぱい出してくれてますよ!(笑)
あと、この映画世界の中の、貧富の差がものすごい鮮やかすぎて、まったくリアリティがない感じがたまらん!(笑)
貧困層は、完全なモノクロ、富裕層はめちゃくちゃ極彩色、というわかりすぎるほどにあざとい差のつけ方が、なんだろう、逆に安っちい感じがして、ものすごく馬鹿にされてる感じする!(笑)
うん。誉めてないよ(笑)
ちょっとここはやりすぎ。富裕層全体が、しょーもないバカに見える(笑)
実際にバトルが始まるまで、結構時間がかかるので、バトルが始まっちゃうと、いがいとあっけない感じがしてしょうがない。
あと、地元の彼氏のゲイルが、ちょっとしか出てないのに、ものすごい良いヤツで、すごく頼りがいがあるのがわかるだけに、その後の扱いが可哀想でしょうがない。
これ、3部作らしいので、あと2作ある事になる。
また3作目は発売されてない。
どうも、2作目では、政治的に2人が優勝者になっちゃうと色々まずい事があるらしく、カットニスは、地元の彼氏ゲイルより、ピーターを選ばないと生きる道がないらしいとか、歴代のハンガー・ゲーム優勝者達でハンガー・ゲームをする事になったので、カットニスもまた出場とか、いろいろ転がっていくらしい。
一応このハンガー・ゲームは児童文学らしいので、バッドエンドにはなりようがないので、正直、ハラハラ感はないけれど、物語がどこに転がっていくのかはものすごく気になる。
とにかく私は、ジェニファー・ローレンスのふてくされ顔が見れたので、満足なんだよ!