The Cabin in the Woods(邦題「キャビン」)

あらすじ
森にある古いキャビンにキャンプにでかける男女5人組。
途中、怪しげな男に出会ったり、不穏な雰囲気が漂う。
キャビンに着くと、いつもと違った行動を見せる仲間にとまどったりしつつ、偶然地下室を発見。
地下室には、なにかいわくありげな古い物が沢山あった。。
と、同時に、別の場所で、そんな男女を見つめるモニターが。
モニターはいくつもあり、何人かで指示をだし、彼等の動きを誘導している。
何故、彼等は監視されているのか。
彼等は、何の為に、誘導されているのか。

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日本公開が決まったそうで、めでたい!
意外な展開ながら、予想できちゃう不思議なつくり(笑)
これは、よくある山小屋ホラーを軽くパロディにしている作りで、何故、怪しい山小屋にくる男女は、みんな似たような行動をして、殺人鬼もしくは亡霊に惨殺されるのか、という謎を解明しているのです。
男女組の中に必ずいるお色気担当、はっちゃける人は、全部外側から、操られているんだよ、と(笑)
カップルの女の子にフェロモンを投与して、興奮を煽ってみたり(笑)、外では霧を噴出してみたり、不気味な物音で誘導したり、全部の行動は、全てモニタリングされた上で、ある目的に向かって仕組まれているんだよ、というハナシ。

面白い切り口ながら、ラストは予想できちゃう。
でも、思い切ったパターンの方のオチだったかな。

ラストまでネタバレしちゃうよ。
これ、たぶん、いつか日本で単館公開、でなくても絶対DVDリリースはされそうなので、
気になる人は読まないが吉。ざんす。
一応、多めに改行しとく。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレしちゃうとね、モニタリングしている人たちは、全世界規模で活動してる人たちで、古くからいるいわゆる悪魔(巨大)が地上で大暴れしないように、ある程度の人数を生け贄として、悪霊達に捧げる仕事をしているの(笑)
どうやって集めて、どうやって捕まえているのかさっぱりわからないけれど、世界中のありとあらゆる悪霊達を、組織の建物に封じ込めていて、生け贄にすると決めたグループの状況に合わせて、最適な悪霊達を送り込み、何人かに死んでもらうのが目的。
地下室で、昔の一家惨殺の記事をみつけると、ゾンビ一家に襲われるとか、ちゃんと出現する必然性のある悪霊を送り込むのよ(笑)
組織の人の中に、半漁人がすごい好きな人がいて(笑)、グループが、ホラ貝を吹かなかったのを悔しそうにしてたり(笑)
「ホラ貝を手にとってはいたんだよなぁー」とか言っちゃうの(笑) ホラ貝を吹いたりしたら、きっと半漁人を出せたんだろうね(笑)

でも、全世界規模のわりに、詰めがあまいっていうか、せっかく地域バリヤーみたいなすごいハイテクもってる割に、あっさり秘密の通路見つけられちゃったりする(笑)

つか、私的には、こっちのハナシよりも、別のグループがモニタリングしていた日本でやってた計画が気になった(笑)
なんか、女子しかいない小学校で、教室に閉じこめられた小学生達に、なにやら悪霊が襲いかかっていて、みんな、きゃーきゃーすごい悲鳴なんだけど、最後の方では、なんだかわからないけど、小学生みんなで輪になって、悪霊に歌を歌うと、悪霊が蛙にかわっちゃうのよ(笑)
小学生は、その蛙を手にのせて、「これで、彼女の魂は、永遠に蛙に封じ込められたわ!」とか言って、みんなにこにこ(笑)
その日本チームをモニタリングしていた人たちは、「なんてこった!誰も死んでない!」とかすごい悔しがってるの(笑)
なにがどうなって、蛙に封じ込められたんだろう(笑) すげえ気になる(笑)

んで、まぁ、最後は、生き残った男女2人が、偶然みつけた組織への入り口から、組織内部に入り込み、封じ込めているおびただしい数の悪霊達を開放しちゃうんである(笑)
組織内で、あばれまくる悪霊達。
どっかで見たことある悪霊ばっかり(笑)
貞子っぽいのやら、イットのピエロっぽいのやら、蛇やら、もうすごい数。
ほいでまぁ、半漁人は、当然、自分を気に入ってくれてた人の所に現れる、と。
まー、だから、カオスよ。悪霊だらけの地下組織っすよ。
最後、無駄にシガニー・ウィーパーとか出てきちゃうけど、彼女はホラー畑じゃなくて、サスペンス畑かSF畑の人だと思うので、なんでこの人選なんだろうとか思う。
ジェイミー・リー・カーティスの方が適任だと思うんだよねぇ。
結局、生け贄を捧げる事に失敗しちゃったワケだから、悪魔(巨大)が、ズゴゴゴゴゴゴって感じで、地上を目指しちゃうよ!って感じ。

面白かったよ。
ちょっと詰めが甘いなーと思う所はあったけど、それでも、よくまぁ、思い切ってこんなの作ったなーとも思う。
ホラーでもないけど、ホラーコメディでもないね、これ。
組織の場面が、ライトすぎでコメディ色が強めなんだよね。
これ、もうちょっと逆に重々しく、しっかりシリアスだった方が面白かったんじゃないかなぁ。

DVD