青い珊瑚礁

2011年8月11日

【ストーリー】
20世紀初頭の南太平洋、船火事で無人島に流れ着いた幼いエメラインとリチャード。
ともに生き残った老水夫パディは自力で生き残るすべを二人に教えていく。
彼の死後、成長した二人は思春期を迎え子供っぽい友情は初々しい愛へと育っていった。
やがて子供が生まれ新しい生活が始まるが…。

お気に入り度：
びっくりした。
超名作じゃん。
こんないい話だと思わなかったよ。
私としては、「性欲溢れる若い男女が偶然無人島で二人きりになって発情しまくる」映画だと思ってたよ(笑)
子供の頃に遭難して、そのまま子供だけで無人島で大人になってくとは知らなくってさ。
知識は子供のままで、身体だけどんどん大人になっていって、とまどいとか驚きとかがすごい新鮮だった。
男の子のリチャードが、すっごく綺麗で、可愛くてさー、あのふわっふわの金髪に指つっこみたい(笑)
女の子のエメラインは、超美少女時代の輝くブルック・シールズ。本当に綺麗。
もともと子供の頃から仲良しな二人なので、お互いの裸なんて小さい頃からずっと見てるし見られてんの。
だけど、やっぱり男と女の身体になっちゃうとそうもいかなくて、妙な羞恥心やら芽生えてきて、お互いに発情してしまったりするんだけど、どうしたらいいかわからなくて、ケンカになったりして微笑ましい(笑)
大人になった二人がぎくしゃくしながらも、着実に大人の愛に育っていく様が、ものすごい綺麗な大自然と相まって、ほんとうに綺麗。
ほいで、知識もないのに子供が生まれて、ふたりしてびっくりした(笑)
乳をあげる事さえ知らなくて(笑)　偶然乳飲ませてびっくりして(笑)
もう、なに、このこたち。すっごい愛しい。
ほいで、もう、この子供がさ、若い両親に、歩くより先に海で泳ぎの特訓をするんだけど(笑)
海の中にぽーんと放り出されて、それでもごく自然に手足を動かして、泳ぎだしてさー
もう、めっちゃくちゃ可愛いの！！！
身もだえる！涙もよだれも全部出る！
むちむちの手足をむちむち動かして、必死に泳いでるの！
ちゃんと泳いでるよ！ほいで、楽しそうなの！むちむちで！！！
こんなん映画館で見せられたら、鼻血吹きすぎて死んでしまうわ(笑)

あ、ほいで、こんな時期にくるまでに、彼等は二度、船に発見してもらえるチャンスがあったのね。
最初の１回は、エメラインだけが気が付いて、本当はのろしを上げれば気付いてもらえそうだったんだけど、彼女はしなかった。
このころの彼女は、身体が大人になって、リチャードへの気持ちが恋だと自覚しはじめた時期で。
多分、ずっとリチャードと二人っきりでいたかったんだろうなぁ、と。
リチャードは、帰りたかったらしく、すっごくエメラインを怒ってたけどね。
ほいで、次の２回目は、親子３人でどろんこ遊びしてる時に、船が超接近してきてさ。
この時はリチャードが、率先して身を隠してしまうのよ。
ほいで、この船が実はリチャードのお父さんの出した二人を捜索する船なのね。
もう10年以上経ってるのに、あきらめてないお父さんの親子愛にも、ぐっとくるね。

まぁ、ほいで、いろいろあって、彼等は島から漂流しちゃうんだよ。うっかり。
水も食料もない小さなボートで、オールも流されちゃって、泳ごうにも、周りには鮫がいて
海にも入れない。
そして、彼等は、「これを食べると永遠に眠ってしまう」と言われる木の実を、親子三人でくちにいれるよの。
口に入れて、固く抱き合って、ボートの中で横になるよの。
もう、号泣。彼等の選択と、美しさと、純粋さに。

そのボートを偶然みつけるのが、捜索中のリチャードパパの船。
引き上げて、確認すると、彼等は眠っているだけ。
あの木の実は毒じゃなくて、眠っちゃうだけの木の実だったらしい。
映画はここで終わっちゃう。
一応、ハッピーエンドって事らしいけど。
私は、彼等にはずっとあの綺麗な島で楽しく暮らしてほしかったなぁ。
できれば、文明の国に戻ったものの、結局島に戻ってくるって感じのトコまで欲しかった。

いや、でも、こんなに面白い話だったとは。
島は綺麗だし、海は青いし、空は広くて高いし、リチャードの髪はふわっふわの金髪だし、エメラインは女神級の美しさだし、子供はむちむちだし！
いい映画だった！これは、すごくいい映画だったよ！
そんなにエロくない！(笑)