犯人に告ぐ

犯人に告ぐ
犯人に告ぐ
  • 発売元: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2008/03/21
  • 売上ランキング: 929
  • おすすめ度 3.5

雫井脩介のベストセラー小説を豊川悦司主演で映画化!心に傷を負った刑事と姿なき殺人犯の緊迫の心理戦を描く本格サスペンス。川崎で起きた連続児童殺人事件。〈BADMAN〉と名乗りテレビに脅迫状を送りつけた犯人は3件目の犯行後、表舞台から姿を消す。膠着した警察は捜査責任者をテレビに出演させる大胆な“劇場型捜査”を決断する。担ぎ出されたのは過去に犯人を取り逃がし失脚した男・巻島。彼は犯人を挑発するが…。

お気に入り度:rating_25.gif


豊川かっちょえええーーー!!!
「今夜は  震えて眠れ」
こんな事言われたら、うれしくって眠れないよ!(笑)
無造作にのびきった髪も髭もかっちょよすぎるんだっつの!
わざとやってるでしょ!それ、かっちょいいってわかってて、無造作っぽくみせて、わざとでしょーー!
コートの裾なびかせて、カツカツ音たてて歩く様の決まりすぎ感は、もう、いっそ怒りさえ湧いてくる(笑)

んで、決まりすぎの豊川が追い求める犯人が、割とあっさりつかまっちゃうのがストーリー的に、肩すかし。
犯人を挑発するやり方は、とても刺激的で面白いのだけど、それに対する犯人側のリアクションが今ひとつはっきりせず、豊川の一方通行的な感じがどうしてもする。
手紙が2通きたっきりじゃあなぁ。
あの豊川の挑発に対する犯人の反応がわかんないので、犯人がどう思っているのか、はたしてこれが心理戦なのかどうかも怪しくなってくる感じがした。
犯人の動機も、はっきりしないいし。
豊川の決意と覚悟がはっきりしているだけに、ターゲットとされてる犯人がぼやけちゃった感じがする。

あと、ラストの、目をカッ!と見開く所は、なんだったんだろうって思って、ちょと調べたら、
映画撮影時には、あの時、「また誘拐事件が!」みたいな報告を受けて、眠り始めた豊川が目を開く、という事だったらしい。
でも、監督の意向で、目を開く場面だけになったとかなんとか。
別にいらんかったね。

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