TATARI タタリ
- TATARI タタリ [DVD]
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- 発売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2007/09/26
かつて医学の名のもとに悪魔のような人体実験が行われていた隔離病棟。
呪われた「館」は、そのままの姿で今もそこに存在していた…新しい血を欲しながら…。
数十年を経て、何者かによって5人の男女が館に集められる。
誰が何の目的で送ったのかわからない奇妙な招待状。その館で一夜を明かせば報酬は1億円。提示された条件はただひとつ
生き残ること。
何が起こるか分からない恐怖の夜が始まった。果たして何人生き延びることができるのか?
『キャスト・アウェイ』のロバート・ゼメキスと『マトリックス』シリーズのジョエル・シルバーが仕掛ける究極の密室ノンストップ・ホラームービー。
お気に入り度:
もう7年前くらいのホラー。
ずいぶん前に見たはずなんだけど、ちっとも覚えていなかったので再見してみたら、本当に記憶になくてびっくり。
見てなかったんだな、これ。
挿入歌に私の大好きなEurythmicsの大ヒット曲「SweetDreams」をアレンジした曲が使われていてまたびっくり。
ホラーは、導入部が一番ワクワクする所だと思うのですよ。
どんな程度のホラーなのか見極めるっつーか、心構えするっつーかさ。
そんな心構えにばっちり応えてくれる導入部でした。
精神病院で行われる猟奇な治療に、患者の反乱、火事に閉鎖に大量死と。
ポンポンポン、と伏線になりそうないいネタがぼんぼん投げられるのね。
と思うと、抜け目のないレジャー会社の社長の登場。
明らかにイヤな奴。でも、確かに実力者らしい自信と裏付けが示されて、さらに憎み合う美人妻登場、と。
わーい。すっごいホラー映画な感じがするー、な感じの設定です。
なんか久しぶりにうれしくなれるホラーかな、と思いましたよ。
そしてさらにくせにある登場人物が集まってきて、例の精神病院に閉じこめられる事になるんだけど、ゴーストの仕業かと思うと人間がやってたり、人間の仕業かと思うとゴーストがしてたり(笑)
なかなかうまく騙してくれました。
そして、監視カメラに写ったバナカット医師のスタイリッシュなウォーキング姿に惚れた(笑)
ちょっとあり得ない動きで歩いてくれるのです。
まぁ、単なる映像処理だけど、それにしても素敵だったのです(笑)
ラスト数分の部分は、ちょっとそれはあんまり恐くないし、ソレが出てきた部屋の意味が語られていないので、説得力不足だし、私はラストはやっぱりバナカット医師が出てきてほしかったので、ちょっとがっかり。
それでもなかなか面白かったです。