時をかける少女
- 時をかける少女 通常版 [DVD]
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- 発売元: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2007/04/20
内容紹介
『待ってられない未来がある。』1965年の原作発表以来、幾度となく実写映像化されてきた「時をかける少女」が、
初めてアニメーション映画として登場!原作は筒井康隆の同名小説『時をかける少女』。
原作の映画化ではなく、原作の約20年後を舞台にした続編。
アニメーション版はこれまでになく、アクティヴで前向きな主人公が初夏の町を、
文字通り駆け抜けていく爽快な青春映画の決定版。Amazon.co.jp
高校2年生の紺野真琴(声・仲里依紗)はある夏の土曜日の実験室で不思議な体験をし、それ以来時間を跳躍するタイムリープの力を身につけてしまう。はじめはそれを巧みに利用して日々を楽しんでいた彼女だが、仲良しの同級生・千昭(声・石田卓也)から告白され、それを強引になかったことにしようと時を遡ったときから、運命の歯車が狂い始めていく…。
筒井康隆原作、というよりもそれを原作にした大林宣彦監督による実写映画版のその後といったテイストで、俊英・細田守監督がまったく新たな発想で描く傑作SFジュヴナイル・アニメーション映画。プリンを何度も食べたり、テストの成績を上げたりと、せこいことばかりにタイムリープを利用していたヒロインが、やがて己の恋心から逃れようとすればするほど事態が悪化していく皮肉さ、しかしそれを自らの力で打破しようとうする前向きな行動力など、至るところにヒロインの快活さが満ちあふれており、それはまさに現代の“時をかける少女”と呼ぶにふさわしい。原作のヒロイン吉山和子(声・原沙知絵)が叔母として登場し、さりげなく2代目をサポートする構えも嬉しい。何度も記すが、必見の傑作。
お気に入り度:
思ったほど、好きになれなかったかも。
前評判で、面白い、面白いと聞いていたから、期待がふくらみすぎたのかもしれない。
原作者の筒井康隆には、中学1年から3年までの間、はまりまくっていたし。
同級生の千昭のやさぐれっぷりは良かったと思う。
でも、おかーさんとしては、功介の方がポイント高い。
真面目で頭もいい上、ボランティアまでしてる。
かといって、頭が固いわけではなく、ちゃんと若者らしいノリの遊びも楽しめる、と。
どんだけ完璧な好青年なんだっつーの。
こんな子の母親になってみたい(笑)
うーん。そうだなぁ。
やっぱり、私には、原作の「時をかける少女」の印象が強すぎて、なじめなかったのかなぁ。
真琴もねぇ。今の記号化されたキャラの範囲で収まっている印象だし。
真琴ってキャラは、例えば、男友達を男として意識しないとか、女の子らしさにかけるとか、とにかくポジティブとか、正直、よくあるキャラ設定ではあると思うんだよね。
それをどうこうっていうのは、まぁ、アレだけど。
特に目新しいと思えなかったのは事実。
ちゃらんぽらんな、ぐれかけた千昭が未来人だったのが、一番ポイント高い。
意外性があったよ。
ただ、でも、やっぱりそれにもなじめなかった私がいる(笑)
懐古主義と言われれば、「はい、そうです」としか言えないのだけど(笑)
やっぱり、礼儀正しい節度ある学生達と、古い時代のおごそかさを備えているのが、原作の持ち味だったワケで。
そういった、あの当時でさえ、レトロだと思える人物設定が好きだった私としては、やっぱりこれは、全くの別物だと思うしかない。
別物だったとしてみると、よくあるキャラがヒロインで、最後ちょっとしんみりして、お子様キャラが成長したのを感じさせてもらった、というレベルで、面白かった、とは思う。
うーん。そうだなぁ。。。面白かったんだけど。動きもよかったし。ジャンプシーンは、気持ちよかったし。
でも、何故だか、納得できない気持ちが残るのは、なんでなんだろう。
「こーじゃないんだよ!少女SFは!」みたいな、私の懐古主義が原因なんだろうなぁ。